カテゴリ:2013(平成25)年度
著作権は難しい
こんにちは。ACCS広報担当です。
著作権の話を一般の方としている時に、「著作権(法)は難しいですよね。」と言われることがあります。その言葉は私にとってとても残念な言葉なのですが、「著作権」という言葉自体で堅い・難しいイメージを持たれてしまうのかもしれません。
一方、道路交通法は道路を通行する上で知らなければならない法律ですが、運転免許を持たれている方で「道路交通法は難しいよね。」としみじみ言われる方はほとんどいないと思います。
運転免許を取得する際には道路交通法についてしっかり勉強しますが、運転をする際には「これは道路交通法○条に書いてあるから」云々とは考えずに自然と法律のルールを守れていると思います。
著作権も同じように、基本的な考え方を身に付けていただいて、自然に著作権に関わる問題に対して適切な判断ができるようになれれば苦手意識も解消されるかな、と思います。
ACCSでは、日常生活やビジネスにおける著作権の疑問の解決に役立つ小冊子やQ&Aコーナーなどをご用意していますので、上手に活用していただければと思います。「著作権(法)は思ったほど難しくないね!」と言っていただけるようにこれからも広報活動をがんばります。
続・ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害
こんにちは。ACCS広報担当です。
ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害の実態をご存じでしょうか。ACCSでは、ファイル共有ソフトの利用実態について毎年調査を実施し発表しています。今年は2月22日に「ファイル共有ソフトの利用実態調査(クローリング調査)」結果を発表しました。その内容について簡単にご紹介します。
クローリング調査は、ファイル共有ソフトのネットワーク上に流通している情報を自動的に取得し、分析したもので、調査対象はWinny、Share、PerfectDarkの3種類のファイル共有ソフトです。
まず、各ファイル共有ソフトのノード数(ネットワークに接続しているパソコン等の端末の数)ですが、いずれも前年に比べて減少しています。また、平成19年の調査と比べると、Winnyが20万から2万に、Shareが22万から5.9万と大きく減少しました。
これは、当協会や著作権関連団体の行ってきた広報啓発活動、刑事摘発の実施や著作権法の改正など、これまでに行ってきた対策の効果であると考えられます。ただし、ファイル共有ソフトはこの3種以外にも新たなソフトが使われているほか、動画投稿サイトなど、新たな「著作物の違法共有の場」が広がっていることにも注意が必要です。
次に、各ファイル共有ソフトにおけるコンテンツの流通状況ですが、著作物と推定されるコンテンツの実に96%が、著作権者の許諾を得ずに違法に「共有」されていると推定されます。この数字は、過去の調査と比べると大きな変化はなく、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害は、未だに大きな問題であることには変わりありません。
ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害
本日、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害事件のニュースリリースを行いました。
ファイル共有ソフトを使用して、他人の著作物を著作権者に無断で共有(アップロード)することは、著作権法違反(公衆送信権違反)にあたる行為です。故意をもって(犯罪を犯す意思で)アップロード行った場合には刑事罰(10年以下の懲役または1000万円以下の罰金またはその両方)が科せられるおそれがあります。
加えて、著作権侵害を行うと著作権者から損害賠償請求(著作権者が受けた損害の支払い)や差止請求などの民事責任も負うおそれもあります。
著作権侵害を行ってしまうとその代償はあまりに大きく、大げさでなく人生を棒に振りかねません。
「少しくらい大丈夫」「どうせ見つからないだろう」などと軽い気持ちでファイル共有ソフトで他人の作品(著作物)をアップロードしていませんか?著作権者側の話をここまでほとんどしていませんが、アップロードした代償だけでも全くおすすめできないことですし、そもそも法律(著作権法)に違反する行為はやってはいけません。
次回もこの話続きます。
著作権の学習成果を腕試し
こんにちは。ACCS広報担当です。
このブログをご覧になっているみなさまにはご納得いただけると思うのですが、現在の社会はビジネスの場面にとどまらず、学校生活や日常生活においても自ら作品を制作して広く世界に向けて発表したり、他人の作成した表現物を活用することが容易に行えるようになりました。そんな現代において、著作権は誰にとっても不可欠の知識です。
ということで、私としましてはみなさまにぜひ著作権の知識を身に付けていただきたいのですが、どう勉強すればいいのか?何か目標はないのか?と考える方もいらっしゃいますよね。
そこでお役に立ちそうなのが、ACCSが後援している「ビジネス著作権検定」という民間資格検定です。検定を実施している株式会社サーティファイはACCSの会員です。
ビジネス著作権検定は、著作権ビジネスやその他のビジネスシーンや日常生活で求められる著作権の知識や判断力を問う検定試験です。初級と上級がありますので、「まずはちょっと腕試し」という方は初級にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
検定突破という目標があると学習もはかどると思います。(ちなみに私は昔、目標もなく漠然とギターを買ってしまい、コードをちょっと弾いただけで挫折したことがあります。)
著作権にかかわる業務をされている方は上級を目標に学習されてみてはいかがでしょう。
(リンク)「ビジネス著作権検定」
ゲームと実物で学ぶ戦国時代
こんにちは。ACCS広報担当です。
現在、茨城県の土浦市立博物館では、ACCS会員である株式会社カプコンのゲームソフト「戦国BASARA」」とコラボした特別展「婆裟羅たちの武装―戦国を駆け抜けた武将達の甲冑と刀剣―」が開催されています。
3月16日から5月6日まで開催していますが、4月4日に入館者が1万人を突破したとのことで、盛況のようです。私も開幕日に見てきました。
特別展では、戦国BASARAに登場する武将にまつわる甲冑や刀剣が展示されるほか、戦国BASARAのキャラクター等身大パネルやイラストの展示などのほか、ゲームの試遊もできます。
戦国時代好きの方も戦国ゲーム好きの方も楽しめる特別展です。東京からでも少し遠いですが、ぜひご覧いただければと思います。個人的には茨城観光(筑波山や大洗海岸)とからめての旅行もオススメです。
(リンク)「婆裟羅たちの武装―戦国を駆け抜けた武将達の甲冑と刀剣―」土浦市立博物館
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