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    ~「ファイル共有ソフトの利用実態調査(クローリング調査)」結果~

活動報告

ファイル共有ソフトのユーザーが大きく減少
~「ファイル共有ソフトの利用実態調査(クローリング調査)」結果~

一般社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会

 一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)はこのたび、2013年1月に実施したファイル共有ソフトのクローリング調査の結果を取りまとめました。
 クローリング調査は、ファイル共有ソフトのネットワーク上に流通している情報を自動的に取得し、分析したもので、調査対象はWinny、Share、PerfectDarkの3種類のファイル共有ソフトとしています。
 本調査では、Winnyに接続しているノードが1日あたり約2万台(2012年3月調査では3.4万台)、Shareが約5.9万台(2012年3月調査では9.2万台)、PerfectDarkに接続しているノードが1日あたり約3.4万台(2012年3月調査では4.9万台)、という結果となり、いずれも大きく減少しました。
 ノード数の減少については、著作権団体等が加盟する「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」で実施してきたメールによる注意喚起活動などの広報啓発活動、刑事摘発の実施などの効果であると考えられます。なお、各ファイル共有ソフトのノード数の変化については継続的に調査しているところ、2012年10月1日の違法ダウンロードの刑事罰付加に関する改正著作権法の施行にあわせて、ノード数が大きく減少しております。
 しかしながら、各ファイル共有ソフトにおけるコンテンツの流通状況では、著作物と想定されるコンテンツの割合およびそのうち権利があり、許諾がないと推定されるものの割合には大きな変動は見られず、著作権侵害の規模としては未だ甚大であり、コンテンツビジネスを阻害する深刻な問題であることに変わりはありません。
 ACCSは、関連団体や関係省庁などとの連携を強化し、引き続き対策を推進して参ります。

 本クローリング調査結果はこちらからダウンロードできます。


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クローリング調査結果(ポイント)

「Winny」

  • 「ノード」※1 全数は、約2万台と推定。
  • 流通するファイル全体の42.75%が著作物と推定。※2
    うち、権利の対象であり無許諾で送信されていると推定されるものが96.44%を占める。
  • 検出された「ノード」のうち、96.88%が日本国内のIPアドレスを利用して接続。

「Share」

  • 「ノード」※1 全数は、約5.9万台と推定。
  • 流通するファイル全体の49.25%が著作物と推定。※2
    うち、権利の対象であり無許諾で送信されていると推定されるものが96.98%を占める。
  • 検出された「ノード」※1のうち、91.18%が日本国内のIPアドレスを利用して接続。

「Perfect Dark」

  • 「ノード」※1 全数は、約3.4万台と推定。
  • 流通するファイル全体の60.70%が著作物と推定。※2
    うち、権利の対象であり無許諾で送信されていると推定されるものが96.11%を占める。
  • 検出された「ノード」※1のうち、95.16%が日本国内のIPアドレスを利用して接続。
  • ※1「ノード」とは、ネットワークに接続しているPC等の端末を指す。
  • ※2 調査実施者が権利帰属を把握できないファイル(アダルト、同人のコンテンツなど)を除外した。

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調査概要

各ファイル共有ソフトネットワークに対応した手法を用いてネットワークを巡回し、実際に流通している情報を取得・分析して実施。

日時
2013年1月18日17:00~2013年1月19日17:00(24時間)
利用したソフトウェア
(1)Winny P2P FINDER(Winny) 2011年7月Version
(2)Share P2P FINDER(Share) 2011年7月Version
(3)Perfect Dark P2P FINDER(Perfect Dark) 2011年7月Version

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リリースに関するお問い合わせ

(一社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)

広報担当 太田
TEL:03-5976-5175 E-mail:accsnews@accsjp.or.jp

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