1. TOP
  2. 著作権侵害事件
  3. 「中古品」を装い海賊版を販売、男性を逮捕

著作権侵害事件

「中古品」を装い海賊版を販売、男性を逮捕

平成22年6月30日

 宮城県警サイバー犯罪対策室と泉署は、平成22年6月29日、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた東京都豊島区の会社経営の男性(32歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。
 男性は、平成22年3月30日ごろ、3回にわたり、アドビ システムズ インコーポレーティッドが著作権を有する「Adobe Creative Suite 4 Master Collection 日本語版(30日間体験版)」を権利者に無断で複製したDVD-R計6枚を、宮城県仙台市内に在住の男性ほか2人に対し、計149,000円で販売していました。

販売の特徴 男性は、インターネットオークションの出品画面で「身元がしっかりした企業等から買い取ったもの」などと説明し、中古品を装い海賊版を出品していた。
男性は、平成22年3月末、インターネットオークションにおいて、一度に海賊版を多数出品する方法で販売していた。
男性は、インターネットオークションを通じて正規品を購入し、それをマスターソフトとして海賊版を作成して販売したと供述している。
販売価格 男性が39,500~60,000円で販売していた「Adobe Creative Suite 4 Master Collection 日本語版」の正規品価格は、397,950円(税込)。
売上・期間 警察の調べによると、男性は平成22年3月末、一度の出品で約70万円を売り上げていた。
端緒 平成22年4月、商品を購入した男性が泉署に被害相談し、相談を受けた署員がACCSを通じて著作権者へ連絡した。
家宅捜索 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン4台、ハードディスク10台など22品目33点が押収された。
鑑定及び告訴 アドビ システムズ インコーポレーティッド(アドビシステムズ(株))

一覧を見る


ページTOPへもどる