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著作権侵害事件

販売代理店が契約先のソフトウェアを無断複製、社長らを逮捕

平成22年7月7日

 福島県警郡山北署は、福島県警生活環境課と生活安全企画課の応援を得て、平成22年7月7日、土木積算システムソフトウェアを権利者に無断で複製していた福島県郡山市のソフトウェア販売代理店F社の社長A(49歳・男性)、営業本部長B(46歳・男性)、営業部長C(38歳・男性)の3人を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。
 男性らは、平成21年8月18日ごろ、(株)ジェイビーテックが著作権を有する「土木積算システム 技」を、郡山市内の建設会社のパソコンに権利者に無断で複製し、180万円で販売していました。

販売の特徴 (株)ジェイビーテックは、平成13年6月ごろにF社と販売代理店契約を結び、F社が営業で使用できるように当該ソフトウェアを複製したCD-Rを提供していた。発注があった場合、F社から連絡を受けた(株)ジェイビーテックがF社にCD-Rや使用許可証などを送り、顧客との契約を成立させる契約となっていた。
しかし男性らは、発注を受けても(株)ジェイビーテックには報告せず、当該ソフトウェアを顧客のパソコンに無断でインストールし、さらに、無断で複製したCD-Rを渡して、正規品価格の180万円を受け取っていた。
端緒 平成21年ごろ、F社からソフトウェアを購入した企業から、(株)ジェイビーテックに情報提供があり、F社が無断でソフトウェアを複製していた事実が発覚した。
特記事項 警察は、販売代理店F社についても送致を予定している。
処分結果 ソフトウェア販売代理店F社:罰金300万円/福島地裁郡山支部(平成22年11月17日)
社長A:懲役2年(執行猶予4年)・罰金150万円/福島地裁郡山支部(平成22年11月17日)
営業本部長B:懲役2年(執行猶予4年)・罰金100万円/福島地裁郡山支部(平成22年11月17日)
営業部長C:懲役2年(執行猶予4年)・罰金50万円/福島地裁郡山支部(平成22年11月17日)
鑑定及び告訴 (株)ジェイビーテック

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