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著作権侵害事件

DS海賊版とマジコン販売の男性、違法アップロードで再逮捕

平成20年12月3日

京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室と南署、山科署は、平成20年12月3日、自らが運営するホームページ「DSGAMEJP」を通じ、ニンテンドーDSゲームソフトを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、大阪府寝屋川市の職業不詳男性 (37歳)を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで再逮捕しました。

男性は、平成20年7月31日ごろ、任天堂(株)などが著作権を有するゲームソフト「リズム天国ゴールド」を権利者に無断でサーバにアップロードし、同年8月8日ごろまでの間に、インターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています。

男性は、権利者に無断で複製したゲームソフトを「マジコン」とセットで販売していたとして、平成20年11月13日、同府警などに逮捕されていました。

販売の特徴 「DSGAMEJP」には、少なくとも100タイトル以上のニンテンドーDSのゲームソフトデータがアップロードされ、1タイトルあたり0~500円でダウンロードさせていた。
「DSGAMEJP」では、会員登録をした上で、3,000~10,000円を入金し、残金の範囲でダウンロードが可能となる先払い制でダウンロード販売を行っていた。
「DSGAMEJP」では、ユーザに対して、最初に「マジコン」を入手するように指示をし、「マジコン」で海賊版ゲームソフトを稼働させる方法を写真付きで説明していた。
男性が最初に逮捕される直前の11月12日の「DSGAMEJP」のトップページには、総アクセス数が463,366件、会員登録数が25,058件、入金している「VIP会員数」が10,517件と表示されていた。
売上・期間 警察の調べによると、平成19年8月ごろから平成20年11月13日に逮捕されるまでの間に、ゲームのダウンロード料金として約930万円、「マジコン」の販売代金として約450万円の振り込みがそれぞれ確認されている。
特記事項 「マジコン」とは、ゲームソフト等に付加されている著作権保護を目的とした技術を回避する機能を持つ機器の一般名称。ニンテンドーDSに関しては、多種の「マジコン」が流通している。
任天堂(株)とソフトメーカー54社は、「マジコン」を輸入・販売していた5社に対し、不正競争防止法に基づき、差し止め等を求める訴訟を平成20年7月29日、東京地裁に提起している。
鑑定及び告訴会社 任天堂(株)

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