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    ~「ファイル共有ソフトの利用実態調査(クローリング調査)」結果~

活動報告

Winny、Shareともにユーザーが減少
~「ファイル共有ソフトの利用実態調査(クローリング調査)」結果~

社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会

社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)はこのたび、2010年12月に実施したファイル共有ソフトのクローリング調査の結果を取りまとめました。
 クローリング調査は、ファイル共有ソフトのネットワーク上に流通している情報を自動的に取得し、分析したもので、今回は調査対象として例年調査を行っているWinny、Shareに加え、PerfectDarkの3種類のファイル共有ソフトとしています。
 本調査では、Winnyに接続しているノードが1日あたり約6万台(2009年10月調査では14万台)、Shareが約13万台(2009年10月調査では21万台)という結果となり、Winny、Shareともに大きく減少しました。
 ノード数の減少については、著作権団体等が加盟する「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」で実施してきたメールによる注意喚起活動などの広報啓発活動、著作権法の改正、刑事摘発の実施などの効果であると評価できる一方、著作権侵害の規模としては未だ甚大であり、コンテンツビジネスを阻害する深刻な問題であることに変わりはありません。
 ACCSは、関連団体や関係省庁などとの連携を強化し、引き続き対策を推進して参ります。

 本クローリング調査結果はこちら(253KB)からダウンロードできます。
 なお、利用実態のアンケート調査は、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が実施しています。調査結果につきましては、CODA Webサイトに公開されています。


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クローリング調査結果(ポイント)

「Winny」

  • 「ノード」※1 全数は、約6万台と推定。
  • 流通するファイル全体の47.4%が著作物と推定。※2
    うち、権利の対象であり無許諾で送信されていると推定されるものが98.7%を占める。
  • 検出された「ノード」のうち、98.4%が日本国内のIPアドレスを利用して接続。

「Share」

  • 「ノード」※1 全数は、約13万台と推定。
  • 流通するファイル全体の53.6%が著作物と推定。※2
    うち、権利の対象であり無許諾で送信されていると推定されるものが98.1%を占める。
  • 検出された「ノード」※1のうち、93.1%が日本国内のIPアドレスを利用して接続。

「Perfect Dark」※3

  • 「ノード」※1 全数は、約5.6万台と推定。
  • 流通するファイル全体の65.0%が著作物と推定。※2
    うち、権利の対象であり無許諾で送信されていると推定されるものが97.2%を占める。
  • 検出された「ノード」※1のうち、96.1%が日本国内のIPアドレスを利用して接続。
  • ※1「ノード」とは、ネットワークに接続しているPC等の端末を指す。
  • ※2 調査実施者が権利帰属を把握できないファイル(アダルト、同人のコンテンツなど)を除外した。
  • ※3「Perfect Dark」については、本年より実施。

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調査概要

各ファイル共有ソフトネットワークに対応した手法を用いてネットワークを巡回し、実際に流通している情報を取得・分析して実施。

日時
2010年12月17日17:00~2010年12月18日17:00(24時間)
利用したソフトウェア
(1)Winny2 P2P FINDER(Winny) 2009年9月Version
(2)Share EX2 P2P FINDER(Share) 2009年9月Version
(3)Perfect Dark P2P FINDER(Perfect Dark) 2010年4月Version

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リリースに関するお問い合わせ

(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)

広報担当 中村(なかむら)
TEL:03-5976-5175 E-mail:accsnews@accsjp.or.jp

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