通信中継サーバ事業者による海賊版業務使用、会社役員を逮捕
平成28年2月17日
神奈川県警察、茨城県警察、広島県警察、福岡県警察の合同捜査本部(神奈川県厚木署)は、権利者に無断で複製されたものであることを知りながらコンピュータソフトウェアの海賊版を入手して複製の上、業務で使用していた、いずれも中国籍の東京都江東区の会社役員男性A(32歳)、東京都台東区の会社役員男性B(33歳)を、平成28年2月16日、著作権法違反(複製権侵害並びに海賊版業務使用(みなし侵害))の疑いで逮捕しました。
男性AとBは共謀の上、平成27年2月22日ころ及び同年3月4日ころ、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard Edition 64bit」(中国語版)を、中継サーバコンピュータのハードディスクに権利者に無断で記録・蔵置することにより複製し、その後、男性Aは平成27年9月13日ころから同年11月5日ころまでの間、中継サーバコンピュータに上記著作物が無断複製されたものであることを知りながら業務で使用していました。
端緒 | 不正アクセス禁止法違反被疑事件の捜査過程において、本件事実が発覚、ACCSを通じて著作権者に連絡した。 |
---|---|
家宅捜索 | 関係先の捜索ではサーバコンピュータ8台等が押収された。 |
特記事項 | ・警察によると、男性Aは、中国からの通信を中継するサーバコンピュータを設置して「通信中継サービス」等の電気通信事業を行っていた。 ・昨今、国外から日本国内へのアクセスポイントとして有償で国外のユーザーに提供される「通信中継サービス」が、不正アクセスや不正送金等の犯罪行為に利用されることも多く、「犯罪インフラ」として問題視されている。 |
鑑定・告訴 | マイクロソフトコーポレーション(日本マイクロソフト(株)) |
- 年度を選択
- 2000(平成12)年度(19件)
- 2001(平成13)年度(15件)
- 2002(平成14)年度(12件)
- 2003(平成15)年度(18件)
- 2004(平成16)年度(31件)
- 2005(平成17)年度(27件)
- 2006(平成18)年度(28件)
- 2007(平成19)年度(26件)
- 2008(平成20)年度(19件)
- 2009(平成21)年度(16件)
- 2010(平成22)年度(31件)
- 2011(平成23)年度(47件)
- 2012(平成24)年度(30件)
- 2013(平成25)年度(33件)
- 2014(平成26)年度(22件)
- 2015(平成27)年度(31件)
- 2016(平成28)年度(8件)
- 2017(平成29)年度(12件)
- 2018(平成30)年度(12件)
- 2019(令和元)年度(6件)
- 2020(令和2)年度(3件)
- 2021(令和3)年度(9件)
- 2022(令和4)年度(4件)
- 2023(令和5)年度(3件)