Cabosを通じて英語教材をアップロード、男性を送致
平成24年10月15日
茨城県警生活環境課と常総署は平成24年10月11日、ファイル共有ソフト「Cabos」(カボス)を通じて、外国語会話教材を権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、東京都豊島区の会社員男性(45歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕し、10月12日に水戸地検下妻支部に送致しました。
男性は、平成24年7月4日、 (株)エスプリラインが著作権を有する「スピードラーニング英語(全48巻)」をファイル共有ソフト「Cabos」を通じて権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています。
| 端緒 | 茨城県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて、著作権者に連絡した |
|---|---|
| 家宅捜索 | 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン、ハードディスク等が押収された |
| 販売価格 | 「スピードラーニング英語(全48巻)」一括購入の場合の正規品価格は、161,280円(税込)。 |
| 供述 | 男性は容疑を認めている。 警察の調べに対し、男性は、「約3年前 Cabosを使い始めた。自分が欲しいファイルがダウンロードしやすくなると思い、ネットワークを活性化させるためアップロードしていた」などと供述している。 |
| 特記事項 | 警察によると、男性が約2,000ファイル（555GB相当）をアップロードしていたものとして捜査を進めている。 男性は、外国語会話教材の他、アニメ-ション2作品を違法アップロードした疑いでも逮捕されている。 |
| 鑑定・告訴 | (株)エスプリライン |
ACCSは、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。
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