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著作権侵害事件

Shareを通じてアニメを大量アップロード、男性を逮捕

平成23年8月25日

愛知県警生活経済課と千種署は平成23年8月25日、ファイル共有ソフト「Share」(シェア)を通じて、アニメーション作品を権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、愛知県岩倉市の会社員男性(40歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕しました。

 男性は、平成23年6月25日ころ、(株)アスキー・メディアワークスが著作権を有するアニメーション作品「とある魔術の禁書目録Ⅱ」第08話「大覇星祭」を、ファイル共有ソフト「Share」を通じて権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています。

端緒 愛知県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて、著作権者に連絡した。
家宅捜索 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン2台、ハードディスク5台などが押収された。
(押収物の写真(愛知県警提供)はコチラ
供述 男性は容疑を認めている。
警察の調べに対し男性は、動機として「ダウンロードするためにはアップロードしなければならないので」と供述している。
特記事項 警察の調べによると、男性は、Shareネットワークからダウンロードした動画ファイルをアップロードしていたとのこと。また、男性は、10年くらい前からファイル共有ソフト「Winny」を使用し始め、3~4年前に、欲しいファイルが数多くアップロードされていたことから「Share」に移行したとのこと。
警察の調べによると、Shareでアップロードしていたファイルのほとんどが成人向けアニメーション作品の動画であり、ファイル数は2万ファイル以上、ファイルの合計は2.7TBであった。
男性は、本件に加え、平成23年6月14日ころ、ACCS会員外の会社が著作権を持つ成人向けアニメーション作品をShareネットワークに権利者に無断でアップロードした容疑も持たれている。
鑑定・告訴 (株) アスキー・メディアワークス

ACCSは、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。

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