教材をコピーしたUSBメモリを販売、男性を逮捕
平成22年11月16日
北海道警生活経済課、生活安全特別捜査隊と厚別署は、平成22年11月15日、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製した外国語会話教材を販売していた札幌市の古着店経営男性(38歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、16日、札幌地検に送致しました。
男性は、平成22年4月10日ごろから同年4月25日までの間、(株)エスプリラインが著作権を有する「スピードラーニング英語(全48巻)」を権利者に無断でUSBメモリ3個に複製し、札幌市の男性ほか2人に対し、計17,400円で販売していました。
販売の特徴 | 男性は、スピードラーニングの音声データやテキストデータ(PDF)をUSBメモリに複製し、販売を行っていた。 |
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男性は、出品画面上に「スピードラーニングを始める方にちょうどいいメモリ容量」などと説明し、USBメモリのみを販売しているように装っていた。 | |
販売価格 | 男性が5,800円で販売していた「スピードラーニング英語(全48巻)」一括購入の場合の正規品価格は、161,280円(税込)。 |
売上・期間 | 警察の調べによると、男性は22年3月ごろから5月ごろまでの3ヵ月間に、約100人に対してUSBメモリを販売し、約100万円を売り上げていた。 |
端緒 | 平成22年3月、北海道警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。 |
家宅捜索 | 逮捕同日には、男性が経営する古着店や自宅やなどの家宅捜索が行われ、パソコン2台やUSBメモリなどが押収された。 |
動機 | 警察の調べによると、男性は生活費などを稼ぐために違法コピーを販売していたことを供述している。 |
特記事項 | ACCSでは、平成22年3月以降、男性からUSBメモリを購入したとみられるオークション利用者が「問題なく動作している」「また機会があれば取り引きしたい」などの「評価」を付けていることを確認している。 |
鑑定・告訴 | (株)エスプリライン |
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