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著作権侵害事件

インターネットオークションで海賊版を販売、会社員男性を送致

平成22年7月16日

 警視庁生活経済課と田園調布署は、平成22年7月13日、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた神奈川県伊勢原市の会社員男性(30歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、15日、東京地検に送致しました。
 男性は、平成22年2月28日から同年3月22日までの間、3回にわたり、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003(Microsoft Open Licenseプログラム)」を権利者に無断で複製したCD-R計3枚を、東京都の男性ほか2人に対し、計41,000円で販売していました。

販売の特徴 男性は、出品画面上に「正規 日本語ボリュームライセンス版 当商品は1ライセンス5PCまでインストール可能です」と説明し、正規品を装って海賊版を販売していた。
男性は、インターネットオークションを通じて正規品を購入し、それをマスターソフトとしてコピーを繰り返し、販売を行っていた。
販売価格 男性が11,000~15,000円で販売していた「Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003(Microsoft Open Licenseプログラム)」の正規品価格は、55,200円(税抜)。
売上・期間 男性の出品には、購入者から多くの評価が付けられており、ACCSでは、男性が1年間で少なくても約300万円を売り上げていたと推計している。
端緒 ACCSが男性の出品を確認し、著作権者に連絡の上、警視庁に相談した。
家宅捜索 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコンや通帳などが押収された。
動機 警察の調べによると、男性は借金返済のために海賊版を販売していたことを供述している。
ACCSへの情報提供 ACCSには、男性の海賊版出品について平成21年4月から平成22年2月にかけて、69件の情報が一般の方より寄せられていた。
特記事項 評価欄には「商品届きましたがCOPYでした」といった書き込みがあったが、男性はその後も海賊版販売を継続していた。
鑑定及び告訴 マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))

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