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著作権侵害事件

「PC激安販売」スパムメールで海賊版販売、グループ3人を摘発

平成18年9月28日

徳島県警生活環境課と徳島東署は平成18年9月28日、「PC激安販売」などの名称で不特定多数に電子メールを送り付け、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた豊島区の男性A(30歳・職業不詳)、板橋区の男性B(34歳・職業不詳)、豊島区の男性C(31歳・職業不詳)の3人を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性らは、スパムメールを送って集客をし、平成18年5月6日ごろから8月14日ごろまでの間、前後3回にわたり、徳島市の男性ほか1人に対し、(株)ジャストシステムが著作権を有するコンピュータソフト「一太郎2006」ほか2種類をCD-R4枚に複製し、計10,000円で郵送販売していました。

販売の特徴 男性らは、「PC激安販売」などの件名で、不特定多数に電子メールを送り付けていた。メールを受け取った人が、そこに記載されているメールアドレスに空メールを送ると、海賊版ソフトを販売しているホームページのアドレスが自動返信されていた。
ホームページの中で、男性らは約600種類の商品を販売しており、それぞれに品番を付け、注文はメールで受け付けていた。
売上・期間 警察の調べによると、男性らが振り込み先として指定していた銀行口座には、平成17年の秋ごろから平成18年8月ごろの約1年間で、約2,000人から約3,000万円の振り込みが確認されており、これが海賊版の売り上げであるか捜査が進められている。
家宅捜索 逮捕当日には、被疑者3人の自宅が一斉に捜索され、パソコンなど多数の証拠品が押収された。
端緒 徳島県警の捜査員が、サイバーパトロール中に、男性らのスパムメールを発見した。
ACCSへの情報提供 一般の方から、これまでに、約350件もの情報が寄せられていた。
特記事項 ACCSでは、平成17年1月に、男性らの運営するサイトへ、海賊版販売をやめるよう警告を行っていたが、男性らは別のサイトを設け、販売を続けていた。
男性らは、CD-R購入、ホームページ管理、海賊版の製造、発送、振り込み金の引き出しなど、役割分担をし、組織的に海賊版販売を行っていた。
鑑定及び告訴会社 (株)ジャストシステム、
アドビ システムズ インコーポレーティッド(アドビシステムズ(株))、
(株)ビー・エイチ・エー、弥生(株)、(株)大修館書店

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