体験版の不正使用により700万円で和解
平成24年7月18日
ACCS会員企業からの報告によると、職業訓練の実施機関が、Webデザイン等を目的としたソフトウェアの使用方法を学ぶ授業を実施するにあたり、正規ライセンスを購入するのではなく、同ソフトウェアの体験版を使用していたことから、会員企業と職業訓練の実施機関との間で和解交渉を続けていたところ、損害賠償金を支払うことなどを内容とする和解が7月5日に成立したとのことでした。
この問題は、ACCS不正コピー情報窓口に寄せられた情報に基づき、会員企業が代理人弁護士を通じて対応したところ、発覚したものです。
今回問題となったソフトウェアの体験版は、ソフトウェアを購入するか否かを判断するための評価やデモンストレーションのためにのみ使用することを条件として無償で提供されているものであり、商業目的に使用することは禁止されています。そして、職業訓練の実施機関が、ソフトウェアの使用方法を学ぶ授業を実施するのであれば、その授業で使用するソフトウェアは、受講生が用いるものも含めて、職業訓練の実施機関が自らの事業のために使用していることになります。したがって、体験版によって授業を行うことはできません。 他の体験版ソフトウェアについても、同様に、商業目的・営利目的等での使用が認められていないものが多くあります。体験版ソフトの使用の際には使用許諾契約等に示されている使用条件をご確認いただき、正しくご使用ください。
ACCSは、今後ともソフトウェアの適正利用の普及啓発および実践の支援を推進してまいります。
和解権利者 | アドビシステムズ インコーポレーティッド |
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