ファイル共有ソフトを通じた違法アップローダーに損害賠償を請求
ACCSの会員である複数のゲームメーカーからの報告によると、ファイル共有ソフト「Share」(シェア)を通じて、ゲームソフトを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしたことにより、著作権侵害の罪で有罪判決が言い渡された者に対し、損害賠償を求める通知を平成23年4月18日付で送付しました。 今回、ゲームメーカーは、この者が無断でアップロードしたゲームソフトの拡散状況を調査し、その調査で得られた情報を元に損害賠償を請求したとのことです。 著作権侵害行為は他の犯罪行為と同様、刑事罰だけでなく民事的な損害賠償責任も生じます。ファイル共有ソフトを通じた著作物の違法アップロード行為に対する刑事事件は、近年、相次いで摘発されていますが、それにもかかわらず、違法行為を根絶するには至っていません。そのような状況のもとでは、刑事罰のほか損害賠償責任の追及も違法行為の抑止のために必要と判断せざるを得ないことから、今回の損害賠償請求を行ったとのことです。 なお、ACCSは、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。 ACCSは、今後とも関連団体や関係省庁などとの連携を強化し、著作権の保護活動に積極的に取り組んでまいります。
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