200以上のヤフーIDを取得し海賊版販売を継続、男性を逮捕
平成20年11月20日
北海道警生活経済課と札幌方面手稲署は平成20年11月18日、インターネットオークションサイト「ヤフーオークション」を悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた東京都世田谷区の会社員男性(46歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、20日、札幌地検に送致しました。
男性は、平成20年1月26日ごろから同年4月19日ごろまでの間、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Office Professional 2003」などを権利者に無断で複製したCD-Rを、札幌市の男性他1人に対して販売していました。
販売の特徴 | 男性は、海賊版の出品によりオークションを運営するヤフー(株)にIDを停止されたり、また、一定期間使用したIDは自ら停止するなどして、次々に新しいIDを登録していた。警察の調べによると、男性は、逮捕されるまでに少なくとも200のヤフーIDを入手し、海賊版販売を繰り返していたことを供述している。 |
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販売価格 | ソフトウェア1本につき、2,100~3,300円で販売していた。 |
売上・期間 | 男性は平成18年ごろから海賊版を販売していたことを供述している。また、警察の調べによると、平成20年1月から9月の9ヵ月間で160万円を売り上げていることが確認されており、その他の期間の売り上げについても調べを進めている。 |
端緒 | 北海道警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。 |
家宅捜索 | 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン3台、デュプリケータ(CD、DVD複製機)1台、CD-RやDVD-R20枚などが押収された。 (押収物の写真(手稲署提供)はコチラ) |
ACCSへの情報提供 | 男性が使用していたことが確認された6つのIDそれぞれについて、一般の方より数件の情報が寄せられていた。 |
特記事項 | 男性は、海賊版を作成するための「マスター」ソフトを入手するため、「ジャパネットおかま」(平成20年6月5日に山形県警村山署などに逮捕された男性らが運営していた海賊版販売サイト)から海賊版ソフトを購入していたことを供述している。 「ジャパネットおかま」をマスターの入手元とした海賊版販売は、平成20年6月9日に岩手県などが逮捕した男性に続き2件目。 |
処分結果 | 懲役1年6月(執行猶予3年)・罰金120万円/札幌地裁(平成21年3月2日) |
鑑定及び告訴会社 | マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株)) |
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