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著作権侵害事件

Webサイトを次々に変更し海賊版販売、執行猶予中の男性ら2人を逮捕

平成20年6月6日

山形県警村山署は本部生活環境課と情報管理課の応援を得て、平成20年6月5日、ヤフーオークションや自作のホームページを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた千葉県八千代市の無職男性A(36歳)を、また、6日に千葉県習志野市の無職男性B(36歳)を、それぞれ著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性A、Bは、平成19年9月10日ごろ、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Office Professional Edition」、「Windows Vista Ultimate」をそれぞれ権利者に無断で複製し、山形県村山市の男性に対し、合計4,000円で販売していました。

販売の特徴 男性らは、ヤフーオークションの出品画面に、「廉価版をご購入希望の場合」として別サイトへのリンクを貼り、男性らが運営する海賊版販売ページへ誘導していた。
ACCSの調査によると、男性らは、「ジャパネットおかま」、「エムズナルド」、「ONEOS」など複数のサイトを短期間で次々に運営・休止し、海賊版販売を行っていた。
販売価格 ソフトウェア1本につき、2,000~8,000円で販売していた。
売上・期間 男性らは、少なくとも、平成19年8月から逮捕されるまでの約10ヵ月間、海賊版販売を行っていた。
端緒 商品を購入した一般の人が、山形県警へ情報提供し、情報を受けた山形県警捜査員がACCSを通じて著作権者へ連絡した。
家宅捜索 平成20年6月5日には、男性A、Bそれぞれの自宅で家宅捜索が行われた。
ACCSへの情報提供 ACCSには、平成19年8月から平成20年5月までの約9ヵ月間で、「ジャパネットおかま」については168件、「エムズナルド」については、29件の情報が一般の方より寄せられていた。
特記事項 男性Aは、平成18年10月17日に同様の著作権侵害事件で警視庁本所署に逮捕されており、平成18年12月21日、東京地裁にて懲役1年執行猶予3年、罰金30万円の有罪判決を受けている。
警察は、男性らが、オートデスクインク及び(株)ジャストシステムが著作権を有するソフトウェアの海賊版を販売していた事実を確認しており、2社も告訴した。
処分結果 男性A:懲役2年・罰金500万円/山形地裁(平成20年12月1日)
男性B:懲役1年2月・罰金50万円/山形地裁(平成20年12月1日)
鑑定及び告訴 マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))
オートデスク インク(オートデスク(株))
(株)ジャストシステム

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