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著作権侵害事件

別件の著作権法違反事件の捜査から発覚、女性を逮捕

平成31年1月25日

 茨城県筑西署は平成31年1月24日、権利者に無断で映像作品を複製の上、頒布していた埼玉県さいたま市の会社員女性(29歳)を、著作権法違反(複製権侵害及びみなし侵害)の疑いで逮捕しました。
 女性は、平成29年11月から平成30年5月までの間、(株)宝塚クリエイティブアーツが著作権を有する宝塚歌劇公演に関する販売用DVD9作品を無断で複製した上、それらを2名の購入者に対し、代金合計12,148円で販売・頒布していました。

端緒 別件の著作権法違反事件の捜査を通じて女性の犯行が発覚し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。
売上・期間 警察によると、女性は約3年間で海賊版販売により約260万円を売り上げていたものと見て捜査している。
コメント 【(株)宝塚クリエイティブアーツのコメント】
 私どもは、当社からお届けする様々な商品やサービスを通じ、多くの方に宝塚歌劇の魅力に触れていただきたいと考えておりますが、同時に当社事業が宝塚歌劇をはじめとする芸術文化の発展に資するものとなることを願う立場から、商品やサービスをご愛顧いただく皆様には、著作権法というルールに従って正しくお楽しみいただきたいと考えております。
 平成28年11月及び平成30年2月にもそれぞれ兵庫県三田署、茨城県筑西署によって海賊版の販売者に対する摘発が次々と行われ、当社として海賊版流通の問題に関し注意喚起を行うなどして参りましたが、その後も海賊版販売を継続しているような悪質な販売者の摘発がされたことは、今後の侵害抑止の観点からも大きな意義があり、また適切な警察捜査の結果であると考えております。
 当社は、今後も宝塚歌劇の大切な著作物を守り正しくお届けしていくという使命を果たすため、著作物の権利侵害行為には厳正に対処していく所存です。
鑑定・告訴※ (株)宝塚クリエイティブアーツ

※平成26年度よりACCS会員以外の権利者からの依頼に基づく著作権等の侵害対策支援も行っています。

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