ショッピングサイトを通じた海賊版販売、有罪判決が確定
平成28年12月22日
会員からの報告によると、ショッピングサイトを通じてアドビ システムズ インコーポレイテッド及びファイルメーカー インクがそれぞれ著作権を有するビジネスソフトの海賊版を販売・所持していたとして、著作権法違反容疑で千葉県警察が逮捕し、千葉地方検察庁より刑事起訴された男性に対し、平成28年11月22日、千葉地方裁判所は有罪判決を言い渡し、同年12月7日、有罪判決が確定しました。(男性の逮捕については平成28年5月27日に広報) 男性は、海外で極めて精巧な海賊版を製造し、国内に輸入した後、ショッピングサイトを通じて、少なくとも平成25年4月から平成27年11月までの間、約1万4,000枚の海賊版を販売、約1億2,000万円を売り上げていたことが判明しています。 判決は、懲役3年(執行猶予5年)、罰金300万円、現金1,600万円及び預金債権計580万8,286円、DVD1,030枚をそれぞれ没収、2,245万円を追徴という非常に重い量刑となりました。 海賊版を販売することもしくは販売目的で所持することは、いうまでもなく著作権侵害行為として刑事罰の対象となり、著作権者から損害賠償等の請求を受けることになります。 また、消費者の皆さまにおいては、ショッピングサイトやインターネットオークション、フリーマーケット等において、さも正規品であるかのような精巧に製造された海賊版も多数出回っていることに改めて留意を頂き、購入時には正規品であるかどうかよく確かめるなど、海賊版を買ってしまうことがないようご注意下さい。 【本件に関するアドビシステムズ社からのコメント】 アドビシステムズ社は、ソフトウェア著作物の違法複製およびその販売・頒布行為につきまして、長年にわたり対応を継続してきておりますが、今回、千葉県警により摘発された違法著作物の販売行為に対して、刑事事件として立件され、有罪判決が下されたことにつきましては、非常に大きな進展であると受け止めております。 尽力いただいたみなさまには謝意をこの場でお伝えさせていただくとともに、弊社のソフトウェア製品およびサービスを正しい形で利用者のみなさまにご利用いただけるよう、引き続き著作物の違法複製およびその販売・頒布行為につきましては厳正に対応して参ります。
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