おまけで「宝塚歌劇」の海賊版DVDを販売、女性を逮捕
平成28年11月30日
兵庫県三田署は平成28年11月30日、インターネットオークションを悪用し、権利者に無断で複製された映像作品を頒布していた群馬県高崎市の無職女性(57歳)を、著作権法違反(みなし侵害)の疑いで逮捕しました。
女性は、平成28年3月29日ころから同年6月24日ころまでの間、複数回に渡り、(株)宝塚クリエイティブアーツが著作権を有する宝塚歌劇公演に関する放送番組等を無断で複製したDVD-Rを頒布していました。
【(株)宝塚クリエイティブアーツのコメント】
私どもは、当社からお届けする様々な商品やサービスを通じ、多くの方に宝塚歌劇の魅力に触れていただきたいと考えておりますが、同時に当社事業が宝塚歌劇をはじめとする芸術文化の発展に資するものとなることを願う立場から、商品やサービスをご愛顧いただく皆様には、著作権法というルールに従って正しくお楽しみいただきたいと考えております。
今回の摘発は著作権侵害行為に対する適切な警察捜査の結果であると考えており、当社におきましては、今後も宝塚歌劇の大切な著作物を守り正しくお届けしていくという使命を果たすため、著作物の権利侵害行為には厳正に対処していく所存です。
端緒 | 著作権者から相談をうけたACCSが兵庫県警に情報提供し、被疑者らの犯行が発覚した。 | 特徴 | 女性は、インターネットオークションに宝塚歌劇の公演チラシを出品し、そのおまけとして宝塚歌劇の海賊版DVDをセットにして販売していた。 |
---|---|
捜索 | 逮捕当日に行われた捜索では、パソコン、海賊版DVDなどが押収された。 |
売上・期間 | 警察によると、女性は少なくとも今年1月から10月ころまでの間、海賊版販売等により約440万円を売り上げていたと見られる。 |
特記事項 | 著作権者によると、同様の手口で海賊版を販売していた複数の行為者を確認しており、それら行為者に対しては刑事告訴を含め厳正な対応を行っていくとのことである。 |
鑑定・告訴※ | (株)宝塚クリエイティブアーツ |
※平成26年度よりACCS会員以外の権利者からの依頼に基づく著作権等の侵害対策支援も行っています
- 年度を選択
- 2000(平成12)年度(19件)
- 2001(平成13)年度(15件)
- 2002(平成14)年度(12件)
- 2003(平成15)年度(18件)
- 2004(平成16)年度(31件)
- 2005(平成17)年度(27件)
- 2006(平成18)年度(28件)
- 2007(平成19)年度(26件)
- 2008(平成20)年度(19件)
- 2009(平成21)年度(16件)
- 2010(平成22)年度(31件)
- 2011(平成23)年度(47件)
- 2012(平成24)年度(30件)
- 2013(平成25)年度(33件)
- 2014(平成26)年度(22件)
- 2015(平成27)年度(31件)
- 2016(平成28)年度(8件)
- 2017(平成29)年度(12件)
- 2018(平成30)年度(12件)
- 2019(令和元)年度(6件)
- 2020(令和2)年度(3件)
- 2021(令和3)年度(9件)
- 2022(令和4)年度(4件)
- 2023(令和5)年度(3件)