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著作権侵害事件

Shareを通じてDS用ゲームソフトをアップロード、会社員男性を逮捕

平成23年8月18日

兵庫県警少年育成課、生活安全企画課と伊丹署は平成23年8月17日、ファイル共有ソフト「Share」(シェア)を通じて、ニンテンドーDS用ゲームソフトを権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、兵庫県西宮市の会社員男性(38歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕しました。

 男性は、平成23年7月14日ころ、(株)カプコンが著作権を有するゲームソフト「逆転裁判3」と「逆転裁判 蘇る逆転」を、任天堂(株)が著作権を有するゲームソフト「Newスーパーマリオブラザーズ」と「マリオカートDS」を、それぞれファイル共有ソフト「Share」を通じて権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権(公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています。

端緒 兵庫県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて、著作権者に連絡した。
家宅捜索 逮捕に先立ち7月14日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン、ハードディスク、ファイル共有ソフトに関する書籍などが押収された。
供述 男性は容疑を認めている。
警察の調べに対し男性は、「ダウンロード速度を安定させるためアップロードしていた」、「ニンテンドーDS用ゲームソフトは自分で遊ぶためにダウンロードした」などと供述している。
特記事項 警察の調べによると、Shareでアップロードしていたファイルはゲームソフト、アニメ動画、漫画作品、音楽PV、わいせつ動画などに及び、ファイルの合計は約1.6TBであった。
警察の調べによると、男性は、WinMXなどで入手したファイルをアップロードしていたとのこと。
男性は、同日、Shareを通じて児童ポルノ動画を公開していたとして、児童ポルノ禁止法違反の容疑でも逮捕されている。
鑑定・告訴 (株)カプコン、任天堂(株)

ACCSは、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施する啓発メールの送付活動に参加しており、ファイル共有ソフトのネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。

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