イタリア・アンコーナ財務警察による日本アニメ海賊版摘発事件 記者発表会に出席
平成19年3月28日更新
(写真左より)
アンコーナ財務警察クーネオ大佐
ACCS久保田専務理事
アンコーナ財務警察セレンティーノ大佐
アンコーナ財務警察における記者発表の様子
ACCSは、2007年9月26日、イタリア・アンコーナ財務警察による日本製アニメ海賊版販売に関する記者発表会に出席し、同署による摘発に対して感謝の意を表しました。
事件は、日本製アニメ作品の海賊版の製造・販売を行う数社をアンコーナ財務警察が摘発したもので、2007年6月、アンコーナなどイタリア国内の5都市で家宅捜索が行われ、架空名義の卸会社の6人が逮捕されました。音楽を含むCD、VHSなど約8万点が押収され、このうち、永井豪氏の作品(グレンダイザー、マジンガー、鋼鉄ジーグなど)が約7万点含まれていました。
海賊版はイタリア国内で製造されたものとみられ、被疑者らは、偽造した契約書を使って申請を行い、不正にSIAE(イタリア著作者出版社協会)のシール(イタリア国内では、著作物を流通させる際にはSIAEに許可を得なくてはならないことが著作権法によって規定されており、許可を得た著作物には、SIAEシールを貼付し流通させる)を入手して、海賊版に貼付し流通させていました。
この事件では、アンコーナ財務警察からの協力要請を受けたSIAEが、2007年5月にACCSと締結した海賊版対策に関する合意に基づき、同署の捜査に全面的に協力していました。
記者発表会には、財務警察署長、捜査実行部隊長のほか、SAIEの侵害対策責任者・アルファーノ氏、在イタリア日本大使館文化広報担当官、ACCSの久保田専務理事が出席。集まった約20人の記者に事件概要が説明されたほか、大使館員と久保田専務理事からは、財務警察に対して、日本製コンテンツの権利保護に対する感謝の言葉が述べられました。
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