日本で利用者が多いファイル共有ソフトであるWinnyやShareでは、やり取りされるファイルがすべて自動的に暗号化されます。
WinnyやShareには、ダウンロードしたファイルがそのままアップロードされる機能があります。
また、ファイルの断片を勝手に送受信させられる機能もあります。
このため、ユーザーは、自分がダウンロード・アップロードしたコンテンツ以外に、「何が」送られているかや「何を」中継させられているかを認識することはできません。
ですから、WinnyやShareを使うと、ユーザー自身の行為が違法になったり、違法行為に加担してしまったりすることになり、それから逃れることは事実上できません。単にネットワークに参加するだけでも、同様です。
また、暗号化されたファイルやファイルの断片には「ウイルス」が含まれることがあり、データ破壊や情報漏えいなどの危険性も伴います。