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著作権侵害事件

ブログを通じて海賊版販売、男性を逮捕

平成20年2月22日

北海道警生活経済課と札幌方面中央署、美唄署は平成20年2月21日、ブログを利用して顧客を募り、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた神戸市の会社員男性(33歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性は、平成19年9月23日ごろから同年12月21日ごろまでの間、前後3回にわたり、(株)ジャストシステムが著作権を有する「一太郎2007特別優待版」、(株)コーエーが著作権を有する「信長の野望・革新 with パワーアップキット」をそれぞれ権利者に無断で複製したCD-R合計3枚を、札幌市の男性他2人に対し、それぞれ980円で販売していました。

販売の特徴 男性は「【衝撃プライス】PCソフトウェア」という名称のブログを開設し、海賊版のリストを掲載して客を募っていた。
警察の調べによると、男性は、「【激安販売】PCソフトウェア」、「★ソフトウェア激安販売★」、「パソコンソフトの激安販売」、「激安ソフトウェア」、「激安パソコンソフト工房」、「特価!PCソフトウェア」という名称で計7つのブログを開設し、それぞれのページで海賊版を販売していた。
販売価格 「【衝撃プライス】PCソフトウェア」では、約300タイトルのビジネスソフトやゲームソフトなどの海賊版が、1,000~4,000円で販売されていた。
売上・期間 警察の調べによると、男性は平成19年3月ごろから海賊版販売を始め、これまでに約400万円を売り上げていたことを供述している。
端緒 海賊版を購入した一般の人から相談を受けた美唄署の署員が、ACCSを通じて、著作権者の2社に連絡した。
家宅捜索 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコンのほか、注文を受けて作成された海賊版などが押収された。
動機 警察の調べによると、男性は、小遣い稼ぎのために海賊版を販売していたことを供述している。
特記事項 警察の調べによると、男性は、ファイル交換ソフト「Share」から入手したソフトを利用して海賊版を作成し、販売を行っていたことを供述している。
ACCSでは、男性が、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「エンカルタ 総合大百科2007」の海賊版も販売していたことを確認しており、同社も告訴を予定している。
処分結果 懲役1年6月(執行猶予3年)・罰金50万円/札幌地裁(平成20年5月8日)
鑑定及び告訴 (株)コーエー、(株)ジャストシステム、
マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))(予定)

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