自作ホームページでゲームやビジネスソフトなどの海賊版を販売
平成18年11月13日
警視庁生活経済課と板橋署は平成18年11月8日、自らが運営するホームページを通じて、権利者に無断で複製したゲームソフトを販売していた板橋区の無職男性(43歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、10日に東京地検に送致しました。
男性は、平成18年4月14日ごろ、任天堂(株)が著作権を有するゲームソフト「ファイアーエムブレム」などを無断で複製したCD-R1枚を、東京都の男性に対し、1,500円で郵送販売していました。
販売の特徴 | 男性は、自らが運営するホームページ「AKIBALAND」を通じ、ゲームソフトのほか、ビジネスソフト、音楽、DVD、写真素材集など様々な海賊版を販売していた。 |
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販売価格 | 500円(写真素材集)~3,000円(ビジネスソフト)程度。 |
売上・期間 | 警察の調べによると、男性は平成15年6月ごろから海賊版の販売を始めたことを供述している。 |
端緒 | 権利者から相談を受けたACCSが警察に相談したことが、事件の端緒となった。 |
家宅捜索 | 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、海賊版の疑いのあるCD-RやDVD-R約3,000枚、パソコン3台などが押収された。 |
供述 | 警察の調べによると、男性は生活費を稼ぐために海賊版を販売していたことを供述している。 |
ACCS調査・ ACCSへの情報提供・ 削除要請 |
平成18年3月に権利者から「AKIBALAND」についての相談を受けたACCSでは、同月9日に「AKIBALAND」に向けて、メールで警告を行った。 しかし、男性はこれには一切回答せず、平成18年6月、10月には、URLを変更し、海賊版販売を継続していた。 また、平成18年4月以降には、一般の方よりACCSへ「AKIBALAND」に関する複数の情報が寄せられていた。 |
特記事項 | 男性は、サイトで無料の会員登録を行っており、登録した会員には、購入に応じてポイント割引を行ったり、商品の「新作情報」のメールを送信するなどの特典を設けていた。 また、メールマガジンの登録も受け付けており、登録したメンバーにも、新商品のリストを送信していた。 |
処分結果 | 懲役3年(執行猶予4年)、罰金180万円/東京地裁(平成19年3月2日) |
鑑定及び告訴会社 | 任天堂(株)、メガソフト(株)、(株)ヴァル研究所 |
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