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著作権侵害事件

リストに1,000タイトル以上のソフト 海賊版販売の事務員逮捕

2000年6月1日

鑑定および告訴会社 (株)カプコン

高知県警生活保安課と南国署は平成12年6月1日、インターネットの電子メールを悪用して海賊版ソフトウェアを販売していた葛飾区の事務員男性(37歳)の自宅を著作権法違反の疑いで家宅捜索し、同日男性を逮捕しました。

男性は、海賊版ソフトのリストを記載した電子メールを使って顧客を集め、注文を受けると、ソフトウェアを無許諾でCD-Rに複製し、宅配便で送って販売していました。代金は自ら開設した架空名義の銀行口座に振り込ませており、判明しているだけでも平成11年以降、全国の約300人に対してビジネス、グラフィック、ゲームなどの海賊版ソフトを販売し、少なくとも約400万円を売り上げていました。

同署が一般から通報を受けたのが事件の端緒。ACCSでもほぼ同時期にこの男性を独自調査しており、(株)ジャストシステムの協力を得て海賊版の鑑定などを行っていました。男性は、大手プロバイダの電子掲示板でソフトの購入を希望しているユーザーを見つけては、「バックアップ代行システム」などと称した1,000タイトルを超える膨大な海賊版ソフトのリストを電子メールで送りつけ、顧客を募っていました。

男性には、罰金50万円の略式命令が下されています。

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