「上海市正規ソフト利用コンプライアント企業(日系)」表彰を上海で実施
平成20年12月18日更新
2009年12月8日、上海版権保護協会、(米国)ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)、(日本)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)三団体共催の「上海市正規ソフト利用コンプライアント企業(日系)」表彰式が、上海市衡山賓館にて開催されました。
今回、三団体より「上海市正規ソフト利用コンプライアント企業(日系)」と認定されたのは、ユニ・チャーム生活用品(中国)有限公司、岩谷(中国)有限公司上海分公司、竹中(中国)建設工程有限公司、NSK投資有限公司、ブラザー(中国)商業有限公司、ブリヂストン(中国)投資有限公司、寺崎電気産業(株)傘下寺崎電気(上海)有限公司の日系企業7社です。表彰式には、日本貿易振興機構(ジェトロ)上海センター副所長安藤勇生氏、上海市版権局版権産業促進処処長武幼章氏も出席しました。
「上海市正規ソフト利用コンプライアント企業」表彰活動は、上海版権保護協会が企業で使用するソフトの正規版化を推進するため、上海における外資企業を対象に展開しているものです。この活動は、中国国家版権局をはじめとした中国の9省庁による「企業正規ソフト使用推進の実施方案」の実施を徹底し、上海市における企業の正規ソフト利用率を向上させるために実施されました。また、ITコンプライアンスや内部統制について、上海の日系企業が実現するための一助になることも目的としています。同活動は、2009年4月21日にキックオフしましたが、その後、日系企業の中で大きな反響がありました。
企業の選定は、三団体が協力パートナーより候補企業の推薦を受け、選考専門家委員会を設置し企業へ直接ヒアリングを実施た上で行いました。ヒアリングの結果、ユニ・チャームなど7社がITマネージメント理念、ソフトウェア管理の体制、ソフトウェア管理の専任化、ソフトウェアのインストールプロシージャ、規程、ソフトウェア購買プロセス、ソフトウェアライセンスの管理、従業員への教育などにおいて優れていると判断し、「正規ソフト利用コンプライアント企業」として表彰に至ったものです。表彰式では、まず主催者による挨拶が行われました。上海市版権局版権産業促進処の担当者は、「今回表彰された日系企業は、正規ソフト利用そしてコンプライアンスにおいて長年取り組んでおり、その他の企業に大変良い手本を示した。さらに多くの企業がコンプライアント企業の仲間入りをすることを望む。みなさんの取り組みにより上海の企業使用ソフトの正規率を向上させ、そして上海市の知財保護を推進できればと祈っている。上海市版権局として、現地団体や企業と国際機構の協力を支え、共同で著作権保護事業を促進していきたいと思う」と述べました。
また、BSA中国リージョンディレクタ張全勝氏は、「合法、公平、正当の商業競争ルールは、企業自体の長期的な成長のためになるのみならず、健康的かつ秩序正しい市場を作るのにも関わっている」と強調し、今後もBSAでは政府や内外業界カウンターパートと密に協力して企業の知財保護意識の向上、IT競争力の向上に貢献すると述べました。
さらに、ACCSの久保田専務理事は、受賞企業を祝い、今まで遂げた成果を活用しながら一層に努力を重ね、ソフトウェア資産運用においてモデルの役割を果たしてほしいと受賞企業を激励しました。併せて、「ソフトウェア資産管理は有効な管理手法として、会社統制の強化、リスクの回避、競争力の向上に役立つし、企業の長期的な発展のための賢い選択肢だ」とも述べました。
その後、受賞企業のソフトウェアの利用や管理事情が紹介されました。受賞企業の代表者はコンプライアンスを守り社会責任を履行すること自体は、自分に責任を持ち、ユーザに責任を持ち、パートナーに責任を持つと等しいもので、受賞企業はソフトウェア資産管理を一層に徹底していくとコメントしました。
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