「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」の設立について
~著作権団体と電気通信事業者が連携して侵害防止策を検討・実施へ~
平成20年5月12日 更新
ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会
著作権団体と電気通信事業者は、ファイル共有ソフトにおける侵害実態や課題などの情報を共有し、共同・連携して著作権侵害対策活動を検討する場として、「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会」(以下、本協議会)を本日、設立しました。
本協議会は、警察庁が開催する「平成19年度総合セキュリティ対策会議」が2008年3月27日にまとめた報告書において、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害に対処するため、著作権団体と電気通信事業者が中心となって協議会を設立することが提言されたことを踏まえて設立に至ったものです(構成員及びオブザーバーについては別紙のとおり)。
「Winny」などのファイル共有ソフトを用いた無許諾送信による著作権侵害行為が横行しており、2006年10月に社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)及び社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)が共同で実施した調査によれば、6時間で100億円に相当する被害があると推計されています。また、ACCS、社団法人日本レコード協会(RIAJ)、日本国際映画著作権協会(JIMCA)が共同で実施した「ファイル交換ソフト利用実態調査」によれば、ファイル共有ソフトの「現在利用者」は、2006年6月の調査結果ではインターネット利用者の3.5%であったものが、2007年9月の調査結果では9.6%と、利用者の急増が明らかになっており、一層の対策が求められています。
「平成19年度総合セキュリティ対策会議」の報告書では、「Winny等ファイル共有ソフトを用いた著作権侵害問題とその対応策について」の検討結果として、著作権侵害行為を続ける者に対する対策について、(1)メールによる注意喚起、(2)アカウントの停止、(3)損害賠償請求、(4)捜査、検挙をあげています。本協議会では当面、これらの事項の実施にあたっての具体的問題及び課題などについて情報を共有し、検討を進めて参ります。
本件に関する報道関係の方のお問い合わせ先
■社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS) 事業統括部 広報担当
電話:03-5976-5175 FAX:03-5976-5177 メールアドレス:accsnews@accsjp.or.jp
■社団法人テレコムサービス協会 広報担当
電話:03-5644-7500 FAX:03-5644-7646 メールアドレス:jimukyoku@telesa.or.jp
以上
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