ACCS主催セミナー開催報告
平成20年3月28日更新
3月19日、ACCSの協賛会員であるロヴェルズ法律事務所外国法共同事業の協力のもと、同法律事務所(千代田区霞が関)にて、ACCS主催セミナー「ゲーム・アニメ制作における知的財産権・文化上の留意点~海外市場で思わぬ失敗を招かないために~」を開催しました。
ACCSの久保田専務理事によるごあいさつの後、同法律事務所パートナーであるロイド・パーカー氏、同アソシエイトのニック・オコーネル氏、同欧州商標弁護士のニコラ・ヒルト氏が講師として演台に立ちました。
講演では、リアリティが求められているバーチャル世界のコンテンツ制作にあたっては潜在的に多くの知的財産権の落とし穴があるとしたうえで、海外での販売を視野に入れてコンピュータゲーム等映像コンテンツを制作する際に考慮すべき事項として、商標法、不競法、著作権法、意匠法、人格権、文化上、宗教上など多方面にわたる各国の実例・判例が紹介されました。
また、知的財産権の考え方についても、各国の事情や文化によって違いがあり、EU諸国内でも「侵害」となる事象が異なることから、条約のもとで各国足並みがそろっている、というのは大いなる誤解であるということが説明されました。
さらに、文化上の留意点についても、国内で開発したものを海外へ持ち込む際、どのような文化面でのクレームがくるのかは予測できないため、現地で事前に確認することが必須であるとのアドバイスがありました。
講演終了後にはカクテルレセプションがあり、盛況のうちに終了しました。
ACCSでは、今後も会員企業が持つノウハウを、多くの会員へ伝えるための活動も行っていきたいと考えています。
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