ACCS、マイクロソフト社のAntinnyワーム駆除対策への感謝状を贈呈
感謝状を手にするJason Garms氏、
ACCS久保田専務理事、
Adam Taylor氏(左から)
昨年3月ごろより、コンピュータウィルスの一種である「Antinny」によるアクセス攻撃のため、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が運営するWebサイトが定期的に閲覧できなくなるという問題が起きていました。このほど、マイクロソフト株式会社が提供する、Antinny駆除に対応した「悪意あるソフトウェアの削除ツール」によってこの異常アクセスが減少したことを受け、平成17年11月22日、ACCSは東京・新宿のマイクロソフト株式会社を訪問し、感謝状を贈呈しました。
今回のAntinny駆除ツールは、財団法人日本データ通信協会Telecom-ISAC Japanからの要請を受け、マイクロソフト社が、Windows OSのアップデートツール「悪意のあるプログラムの駆除ツール」に盛り込んで10月13日より配布を開始したものです。
ACCSでは、これまで定期的にAntinnyによるWebサイトへの攻撃(異常なアクセス)を受けていましたが、駆除ツールの配布後のAntinny活動日には、ACCS Webサイトへの異常アクセスの減少が確認されました。
この日、ACCSの久保田裕専務理事がマイクロソフト社を訪問し、マイクロソフトコーポレーションのMalware対策技術チームグループプログラムマネージャのJason Garms、マイクロソフト株式会社の執行役常務のAdam Taylorの両氏に感謝状を贈呈しました。
感謝状贈呈に際して久保田専務理事は、「インターネットに代表される高度情報社会において、適正かつ安全な情報流通のためには技術的な対応が重要であり、今回の対応に大変感謝している」と謝辞を述べました。これに対してGarms氏は、「Antinnyは個人情報を漏えいするなど、悪意の高いウィルス。効果が出たことをうれしく思う」とし、Taylor氏は「パワフルである一方、脅威でもあり得るネットの社会について、当社は責任ある立場にある」として、今回の対策は米国マイクロソフト社の方針でもあること、将来的にも対応を継続することなどを約束しました。
参考
マイクロソフト株式会社 発表資料
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2504"
財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan) 発表資料
https://www.telecom-isac.jp/news/news20051121.html
ACCS 関連発表
- 「ACCSのホームページ 3月から毎月、アクセス集中で一定期間停止 「インターネット ウィーク」で状況や原因などを報告」(2004/12/2)
- 「ACCSホームページのURL変更について」(2005/1/25)
- 「ホームページへのアクセス集中対策、IPアドレス取得を開始」(2005/2/28)
以上
- 年度を選択
- 2000(平成12)年度(3件)
- 2001(平成13)年度(5件)
- 2002(平成14)年度(9件)
- 2003(平成15)年度(11件)
- 2004(平成16)年度(15件)
- 2005(平成17)年度(14件)
- 2006(平成18)年度(14件)
- 2007(平成19)年度(42件)
- 2008(平成20)年度(37件)
- 2009(平成21)年度(34件)
- 2010(平成22)年度(29件)
- 2011(平成23)年度(19件)
- 2012(平成24)年度(28件)
- 2013(平成25)年度(28件)
- 2014(平成26)年度(32件)
- 2015(平成27)年度(29件)
- 2016(平成28)年度(14件)
- 2017(平成29)年度(6件)
- 2018(平成30)年度(9件)
- 2019(令和元)年度(12件)
- 2020(令和2)年度(9件)
- 2021(令和3)年度(8件)
- 2022(令和4)年度(17件)
- 2023(令和5)年度(7件)
- 2024(令和6)年度(2件)