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著作権侵害事件

アニメ制作資料集の無断コピー品を販売、グループを摘発

2024年4月17日

 警視庁麹町署は蔵前署、高井戸署、滝野川署との共同捜査により、2024年4月17日、アニメーション制作関連資料について、(株)KADOKAWAらの著作権を侵害していたとして男性4名を著作権法違反の容疑で東京地検に送致しました。
 男性4名は、2019年10月から2021年7月までの間、(株)KADOKAWAらが著作権を有する「ストライクウィッチーズ制作関連資料」を著作権者の許諾無く無断で複製し、同社の著作権を侵害した疑いが持たれています。

端緒 (株)KADOKAWAが本件の情報を把握し、ACCSが実態調査などを行い、警視庁に相談した。
特徴 ・男性らは、インターネットオークション等から販売のために制作関連資料を入手、これをデジタルデータとしてハードディスクに保存の上、注文の度に印刷して販売を行っていた。
・男性らは、アニメーション制作に何ら関与する立場ではなく、制作関連資料のコピー品販売の専業グループを構成し、販売業務の統括管理を担当する者、複製や配送作業を担当する者など各人が役割分担して販売していた。
捜索 関係箇所の捜索において複写機やハードディスク等が押収された。
鑑定・告訴 (株)KADOKAWA

 制作関連資料はコンテンツ製作における重要な資料であるともに、著作物として保護されており、これを無断複製の上、販売するなどの著作権侵害行為は由々しき問題であると考えます。本件では800種類以上のアニメーションの制作関連資料の常時出品と多数評価が確認され、相当な収益が推定されるといった悪質性に鑑み著作権者が刑事手続に踏み切ったものです。ACCSは今後も、コンテンツ及びその制作関連資料を含め、悪質な著作権侵害に対しては、著作権者である会員とともに積極的な対応を行って参ります。

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