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著作権侵害事件

スマホアプリでゲーム画像を無断使用した男性に有罪判決

2021年6月29日

 佐賀地方裁判所は2021年6月9日、スマホアプリを通じた著作権法違反事件について、起訴されていた男性2名に対し有罪判決(懲役2年6ヶ月、執行猶予4年、罰金100万円、預金債権77万9,609円没収)を言い渡し、同月24日確定しました。
 本件は、アプリ開発・提供事業者の法人代表男性らが、下記対象のとおり、各ゲームメーカーのゲームソフト等の画像を無断使用し、神経衰弱やクイズゲーム等のスマホアプリを作成、App Storeを通じて配布していたもので、2020年9月30日、佐賀県警(サイバー犯罪対策課、佐賀南署)が著作権法違反(公衆送信権侵害)の事実により逮捕していました。
 男性らは逮捕後、アプリ内に掲載したアフィリエイト広告による収入を得ていたことが判明したことから、その収益の一部は組織犯罪処罰法における犯罪収益として没収されていました。
 他人の著作物を無断使用してアプリを作成、提供することは著作権侵害行為であり、その制作・提供に当たっては、著作権に係る十分な理解と適切な権利処理が必要であると考えます。ACCSは著作権侵害に対して厳正に対応していくとともに、今後も著作権教育を中心とした普及啓発活動を推進して参ります。

  【対象(ACCS会員分)】
タイトル 発売元
「とびだせ どうぶつの森」 任天堂(株)
「ポケモン不思議のダンジョン」 (株)ポケモン
「妖怪ウォッチ」シリーズ (株)レベルファイブ

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