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著作権侵害事件

違法キャラクターグッズの販売・所持、著作権法と商標法違反で逮捕

2020年10月8日

 北海道警生活経済課と札幌方面岩見沢署は、令和2年10月7日、キャラクターイラストが無断複製されたキーホルダーと登録商標が無断使用されたペンケースを販売し、また販売目的で所持していた北海道旭川市の会社員・男性(36歳)と同男性(39歳)を、著作権法違反及び商標法違反の疑いで逮捕しました。
 男性らは、(株)アニプレックスらが著作権を有するアニメ「鬼滅の刃」に登場するキャラクターのグッズ用イラストが無断複製されたキーホルダーを27点販売、773点販売目的で所持し、同様に、(株)集英社が商標権を有する「鬼滅の刃」の登録商標が無断使用されたペンケース2点を販売、197点を販売目的で所持していた疑いが持たれています。

端緒 北海道警の捜査員によるサイバーパトロールで犯行が発覚、ACCSを通じて著作権者及び商標権者に連絡した。
捜索 捜索では、販売目的で所持していた権利侵害物品とみられる商品約1,000点などが押収された。
売上 警察によると、男性らは昨年11月頃から本年6月頃まで、少なくとも約500件の権利侵害物品を販売していたものとみられる。
特徴 男性らは、国外で製造されたとみられる権利侵害物品を入手し、フリマアプリを通じて販売していた。
特記事項 (株)集英社によると、「当社発行の漫画「鬼滅の刃」を含め、多くの出版コンテンツが違法アップロード等を通じて甚大な被害が生じているが、加えて本件のように、キャラクターや登録商標が無断使用された違法コピー品、偽造品も多く流通している。フリマアプリ、ネットオークション、ショッピングサイト及びゲームセンターなどにおいて、国外製造された侵害品を輸入して転売、自ら作成して販売するなどの様々なケースが確認されているが、いずれも著作権や商標権等の権利侵害行為となりうる。作品に係わる適切な権利保護のため、今後も厳正に対応を進めていく。」とのことである。
鑑定・告訴 (株)アニプレックス、(株)集英社

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