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著作権侵害事件

ソフト販売のためストレージへアップロード、男性を送致

平成24年10月22日

 愛知県豊橋署は、平成24年10月19日、オンラインストレージ会社のサーバーにビジネスソフトのデータを記録・蔵置していた、大阪府南河内郡のアルバイト男性(36歳)を、著作権法違反(複製権侵害)の疑いで、名古屋地検豊橋支部に送致しました。
 男性は、平成24年3月5日ころ、インターネットオークションの落札者に対してダウンロードさせる方法により著作物を販売譲渡する目的で、自宅に設置されたコンピュータの端末からインターネットシステムを利用して、オンラインストレージ会社のサーバコンピュータに、(株)ジャストシステムが著作権を有する「一太郎2012 承 通常版(ダウンロード版)」のファイルを無断で記録・蔵置させることにより複製し、著作権(複製権)を侵害した疑いが持たれています。

特徴 男性は、オークションの出品画面に、「中古品DLversionです。こちらから指定したサイトへアクセス頂きダウンロードして頂きます」などと説明した上で顧客を募り、落札者の入金を確認すると、オンラインストレージサービスを利用してソフトウェアを複製・蔵置。落札者には、ファイルのURLをメールで送信し、ソフトをダウンロードさせていた。
端緒 豊橋署の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を確認し、ACCSを通じて権利者に連絡した。
期間 平成24年2月から5月までの間、約40人に販売していた。
価格 男性が2,500円で販売していた「一太郎2012 承 通常版(ダウンロード版)」の参考価格は16,800円。
家宅捜索 5月2日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン、ハードディスクなどが押収された。
動機 警察の調べによると、男性は「小遣いを稼ぎたかった」などと供述している。
鑑定・告訴 (株)ジャストシステム

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