1. TOP
  2. 著作権侵害事件
  3. 携帯オークションで海賊版とクラックツール販売の男性を逮捕

著作権侵害事件

携帯オークションで海賊版とクラックツール販売の男性を逮捕

平成21年10月30日

茨城県警生活環境課と古河署は、平成21年10月29日、携帯電話からアクセスするオークションサイトを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた沖縄県豊見城(とみぐすく)市の無職男性(25歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、30日、水戸地検下妻支部に送致しました。

男性は、平成21年6月5日、アドビ システムズ インコーポレーティッドが著作権を有する「Adobe Creative Suite 2 Premium 日本語版(Windows版)」を権利者に無断で複製したCD-R計4枚を、茨城県古河市の女性に対し、計10,000円で販売していました。

販売の特徴 男性は、携帯電話からアクセスするオークションサイトに、海賊版を出品していた。
男性は、海賊版を販売したことでオークション事業者にオークションIDを停止されたり、または自らIDを停止した後、偽名を使うなどの不正な方法でIDを繰り返し取得し海賊版出品を続けていた。
男性は、海賊版にライセンス認証解除の手順書、クラックツールと呼ばれる認証コードの生成ツールや不正シリアルも添付していた。
販売価格 男性が販売していた「Adobe Creative Suite 2 Premium 日本語版(Windows版)」の正規品価格は、197,400円(税込)。
売上・期間 警察の調べによると、男性は、平成20年9月ごろから逮捕されるまでの1年3ヵ月の間で、約10人に対し販売を行い、約30万円を売り上げたことを供述している。
端緒 平成21年6月、商品を購入した女性が古河署に被害相談し、相談を受けた古河署員がACCSを通じて著作権者へ連絡した。
家宅捜索 逮捕同日には、男性の自宅などの家宅捜索が行われ、携帯電話3台、ハードディスク6台、マスターとして使用されていた海賊版CD-R4枚、空のCD-R約30枚などが押収された。
動機 警察の調べによると、男性は小遣い稼ぎのために海賊版を販売していたと供述している。
処分結果 懲役1年(執行猶予3年)・罰金30万円/水戸地裁(平成22年2月15日)
鑑定及び告訴 アドビ システムズ インコーポレーティッド(アドビシステムズ(株))

一覧を見る


ページTOPへもどる