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著作権侵害事件

海賊版と「自動認証ツール」を販売、男性を逮捕

平成21年1月30日

北海道警生活経済課、生活安全特別捜査隊と厚別署は平成21年1月29日、オンライン上のショッピングカートサービスを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた福岡市の無職男性(51歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性は、平成20年9月8日ごろから同年10月17日ごろまでの間、前後3回に渡り、マイクロソフトコーポレーションが著作権を有する「Microsoft Windows Vista Ultimate Service Pack 1 対応版」を権利者に無断で複製したDVD-R計3枚を、東京都の男性他2人に対して販売していました。

販売の特徴 男性は、オンライン上のショッピングカートサービスを悪用し、海賊版を販売していた。
販売価格 ソフトウェア1本につき、1,000~6,200円で販売していた。
売上・期間 警察は、男性が少なくとも平成19年5月頃から海賊版販売を始め、逮捕されるまでの約1年9ヵ月間で、約300万円を売り上げていたものとみて捜査を進めている。
端緒 平成20年7月頃、厚別署の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者に連絡した。
家宅捜索 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン1台、デュプリケーター(複製専用機器)などが押収された。
動機 男性は生活費を稼ぐために海賊版を販売していたことを供述している。
特記事項 男性は、海賊版を作成するための「マスター」には真正品のソフトウェアを購入していたが、ソフトウェアを使用するために必要な個別番号である「インストールID」を生成する「自動認証ツール」などを海外のWebサイトから入手し、一部商品とセットにして販売していたことを供述している。
男性は、ヤフーオークションを閲覧してヤフーIDの情報を入手し、その情報からメールアドレスを推測した上で、オンライン上のショッピングカートのURL等を記載したメールを送付する方法で顧客を誘引していた。
鑑定及び告訴会社 マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))

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