1. TOP
  2. 著作権侵害事件
  3. 自作のWebサイトで海賊版を販売、男性を逮捕

著作権侵害事件

自作のWebサイトで海賊版を販売、男性を逮捕

平成20年9月26日

宮崎県警生活安全企画課、生活環境課と都城署は、平成20年9月25日、自らが開設したWebサイトを通じ、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた宮崎県宮崎市の健康食品卸販売業の男性(51歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕し、26日、宮崎地検都城支部に送致しました。

男性は、平成20年5月30日ころ、(株)ジャストシステムが著作権を有する「一太郎2006」、メガソフト(株)が著作権を有する「3Dマイホームデザイナー2006」をそれぞれ権利者に無断で複製したCD-R 2枚を、6,000円で販売していました。

販売の特徴 男性は、「FUSION-NET SYSTEM.INC」という名称で企業を装ってWebサイトを開設し、海賊版ソフト販売のほか、健康食品卸販売代理店の募集などを行っていた。
販売している海賊版ソフトを「VolumeLisenceSoft」とし、「既に登録済みのSoftです、従って購入者が新たに登録は出来ません」、「商品のパッケージ内容は、ソフト及びシリアルのみとなります。説明書等はございません」などの説明をしていた。
販売価格 約180種類の海賊版ソフトウェアを、1本につき2,000円~20,000円で販売していた。
男性が3,000円で販売していた「一太郎2006」の正規品価格は、20,000円(税別)。同じく3,000円で販売していた「3Dマイホームデザイナー2006」の正規品価格は、9,800円(税別)。
端緒 一般の方から情報提供を受けた宮崎県警が、ACCSを通じて著作権者に連絡した。宮崎県警では、男性の海賊版販売行為の事実を確認するため、「買い受け捜査」を行った。
家宅捜索 逮捕同日には、男性の自宅のほか、宮崎県都城市内の男性の実家などでも家宅捜索が行われ、PC7台、マスターとなる海賊版CD-R約230枚などが押収された。
動機 警察の調べによると、男性は生活費を稼ぐため海賊版を販売していたことを供述している。
処分結果 懲役1年6月(執行猶予3年)・罰金50万円/宮崎地裁(平成20年12月19日)
鑑定及び告訴会社 (株)ジャストシステム、メガソフト(株)、
アドビ システムズ インコーポレーティッド(アドビシステムズ(株))【10/16 追送致】

一覧を見る


ページTOPへもどる