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著作権侵害事件

摘発を恐れ?ACCSサイトを毎日閲覧の海賊版販売男性を逮捕

平成19年9月27日

北海道警生活経済課と岩見沢署は平成19年9月26日、自らが運営するWebサイトを通じ、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた大阪市住吉区の職業不詳男性(39歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。

男性は、平成19年7月27日ごろの前後2回にわたり、(株)ジャストシステムが著作権を有する「花子2007『書籍セット』」、メガソフト(株)が著作権を有する「MIFES8」を無断で複製したCD-R2枚を、北海道岩見沢市の男性他1人に対し、代金引換郵便にて計3,000円で販売していました。

販売の特徴 男性は、短期間でWebサイトの閉鎖と開設を繰り返し、ビジネスソフトの海賊版販売を行っていた。
男性が平成19年9月現在で運営していた「ソフト アースクワイエット」には、約200種類のソフトウェアが商品リストに列記されていた。
男性は、振込口座を用意せず、代金引換郵便を利用していた。
販売価格 男性が2,000円で販売していた「花子2007『書籍セット』」の正規品価格は10,290円(税込)。1,000円で販売していた「MIFES8」の正規品価格は29,400円(税込)。
売上・期間 警察によると、男性は数年前から海賊版を販売していたとみて調べを進めている。
端緒 岩見沢署の署員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者である2社に連絡した。
家宅捜索 逮捕同日には、男性の自宅のほか、サーバー設置場所である自宅近くの倉庫でも家宅捜索が行われ、パソコンやハードディスク、デュプリケータなどが押収・任意提出された。
情報提供 男性が開設していたとみられる複数のWebサイトについて、平成18年11月ごろから、数件の情報がACCSに寄せられていた。
特記事項 警察の調べによると、男性は、ACCSのWebサイトを毎日閲覧し、平成19年6月19日に大阪市在住の男女3人が逮捕されたニュースや、著作権法が改正され7月1日から罰則が強化されたことを確認していた。
ACCSでは、「ソフト アースクワイエット」から海賊版の購入調査を行ったところ、男性は運営する別のWebサイトの名称を名乗り受注メールを返信していたほか、「DDDソフト」など、運営する複数のサイトも同じ名義でドメインの登録を行っていたことなどから、男性がWebサイトの閉鎖と開設を繰り返していたことが発覚した。
処分結果 懲役1年6月・罰金200万円・追徴169万円/札幌地裁石見沢支部(平成20年4月7日)
鑑定及び告訴 (株)ジャストシステム、メガソフト(株)、
マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))【10/29 追送致】

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