マネーロンダリングで身元隠ぺい工作、海賊版販売の男性を逮捕
平成19年7月6日
岩手県警生活環境課と千厩(せんまや)署は平成19年7月5日、インターネットオークションサイト「ヤフーオークション」やメールを通じ、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた大阪府柏原市の無職男性(34歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。
男性は、平成19年4月ごろ、弥生(株)が著作権を有する「弥生会計07プロフェッショナル」を無断で複製したCD-R1枚を、岩手県の男性に対し4,500円で販売していました。
販売の特徴 | 男性は、ヤフーオークションへの出品で販売可能なソフトウェアの一覧を示し、「即決でお求めの場合」にはメールを送信するよう明記していた。 |
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男性は、警察が把握しているだけで数十種のヤフーIDを使用していた。 | |
販売価格 | 男性が4,500円で販売していた「弥生会計07プロフェッショナル」の正規品価格は84,000円(税込)。 |
売上・期間 | 警察の調べによると、男性は1年以上前からこれまでに、約500人に対して海賊版を販売しており、月20~40万円を売り上げていた。 |
端緒 | 岩手県警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者である弥生(株)に連絡した。 |
家宅捜索 | 逮捕同日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコンやCD-Rなど約1,000点が押収・領置されている。 |
特記事項 | 警察の調べによると、男性は、海賊版販売のために複数の他人名義の口座を用意していた。男性は、顧客から金を振り込ませるための口座Aから、別の口座Bに売上金を移動し、さらに、口座Bから本人名義の口座に振り込む方法で、身元が分からないよう工作を行っていた。 |
処分結果 | 懲役2年、執行猶予4年、罰金150万円、没収CD-R/盛岡地裁一関支部(平成19年12月28日) |
鑑定及び告訴 | 弥生(株)、 マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株)) |
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