ヤフオクで電子住宅地図ソフトの海賊版販売の男性を逮捕
平成19年1月10日
福岡県警生活経済課と筑紫野署は平成19年1月10日、インターネットオークションサイト「ヤフーオークション」を悪用し、権利者に無断で複製した電子住宅地図ソフトを販売していた宮崎県小林市の自営業男性(29歳)を、著作権法違反の疑いで逮捕しました。
男性は、平成18年9月下旬ごろから10月下旬ごろまでの間、前後3回にわたり、(株)ゼンリンが著作権を有する電子住宅地図ソフト「デジタウン」154製品を無断で複製したDVD-R3枚を、福岡市の男性他2人に対し、計20,000円で郵送販売していました。
販売の特徴 | 男性はヤフーオークションで海賊版販売を行っていた。 |
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販売価格 | 男性は、「デジタウン」の地域別の商品数十種類をまとめてDVD-R1枚に複製し、「福岡県セット」「四国セット」などと称して5,000~10,000円で販売していた。 男性が5,000円で販売していた「福岡県セット」は26地区の商品が入っており、正規品価格では56万円相当。 同じく5,000円で販売していた「四国セット」は、33地区の商品が入っており、正規品価格では85万9,000円相当。 また、1万円で販売していた「四国セット・福岡県セット」は95地区の商品が入り、正規品価格では94万2,500円相当である。 |
売上・期間 | 警察の調べによると、男性はこれまでに、少なくとも245人に海賊版を販売しており、約123万円を売り上げていた。 これは正規品価格では1億円を超える換算となる。 |
家宅捜索 | 平成18年12月27日に行われた男性宅の家宅捜索では、パソコン1台、DVD-R25枚、定形小包郵便物封筒などが押収されている。 押収されたパソコンのハードディスクには、デジタウンが460タイトル複製されていることが確認されており、これを販売価格に換算すると、約920万円相当となる。 |
端緒 | 筑紫野署の署員がサイバーパトロール中に、男性の出品を発見し、ACCSに連絡。 また、ACCSでも権利者から男性の出品についての情報提供を受けていた。 |
特記事項 | 警察の調べによると、男性は「デジタウン」をファイル交換ソフトの「Winny」、「Limewire」を通じて入手したことを供述している。 |
「デジタウン」は、(株)ゼンリンが発行している住宅地図帳のデジタル版。一部のケースを除き、住宅地図帳1冊(1地区)分が1枚のCD-ROMに収録されている。 | |
鑑定及び告訴会社 | (株)ゼンリン |
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