サイトに「著作権超侵害中」と明記 海賊版販売のフリーライターら逮捕
2004年11月19日
被疑者 | 東京都江戸川区 フリーライター男性(22歳) 同所 無職男性(23歳) |
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逮捕日 | 平成16年11月17日 |
捜査機関 | 警視庁生活経済課、武蔵野署、東村山署 |
鑑定および告訴会社 | (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント、任天堂(株) |
男性らは、平成16年6月中旬ごろに、「スーパーマリオブラザーズ3」をはじめとした任天堂(株)のソフトウェア32タイトルを含む「ファミリーコンピュータ」用のゲームソフト2,264タイトルを無断複製したCD-R1枚(19,980円)を、同年8月初旬には、「ピポザル2001」をはじめとした(株)ソニー・コンピュータエンタテインメントのソフトウェア4タイトルを含む「プレイステーション2」用のゲームソフトを無断複製したDVD-R合計50枚(49,500円)を、それぞれ、自作ホームページを通じて注文のあった東京在住の男性に対して、宅配便で送付して販売していました。
男性らは、平成16年3月ごろから、自ら運営していたホームページ「ブレインネット」を通じた海賊版ゲームソフトの販売を開始し、約半年の間に全国の約330人に対して海賊版を販売、約1,000万円を売り上げていたとみられています。
ACCSの調査では、男性らは、「ブレインネット」のトップページに「著作権超侵害中」、「著作権ってなんですか? 全部コピーで、いいじゃない。」などの文章を掲載するなどして、「ファミリーコンピュータ」や「プレイステーション2」をはじめとした多岐にわたるゲーム専用機用ソフトの海賊版や、海賊版制御の機能を無効化する改造を施したゲーム機本体などを販売していました。
フリーライターの男性は「サイバーユーキ」のペンネームで、自費出版の書籍やゲーム雑誌への執筆などを通じて、海賊版ソフトなどに関連する情報を提供していました。
また「ブレインネット」のホームページは、同年8月にパソコン雑誌に紹介されており、記事の中で同サイトの「運営責任者」は、販売している海賊版は海外サイトからのダウンロードや香港での買い付けなどで入手していることや、著作権侵害で摘発されるおそれはないなどと、インタビューに対して答えていました。
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