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著作権侵害事件

装飾品の「おまけ」に海賊版 オークション出品の男性摘発

2001年11月20日

鑑定および告訴会社 (株)アイフォー、
アドビシステムズインコーポレーティッド(アドビ システムズ(株))、
マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株))

福岡県警ハイテク犯罪対策プロジェクトと小倉北署は平成13年11月20日、インターネットのオークションサイトを悪用し、装飾品などの「おまけ」として海賊版ビジネスソフトを販売していた広島県深安郡の美容師男性(30歳)を、著作権法違反の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検しました。

男性は、CD-Rに無許諾複製したビジネスソフトなどを「おまけ」と称して、雑貨や装飾品などとともにヤフーオークションに出品し、インターネットユーザーに落札させ販売していました。男性は同年の3月下旬ごろから9月末までの間、同様の方法で全国15都道府県の約50人に対して延べ100枚の海賊版ソフトを販売しており、ソフトウェアメーカーの被害額は合計で約1,000万円に上るものとみられています。

男性の出品はTVチューナーやバリカンなど不要品が多く、高価なものでは2万7,000円のブロンズ像、安価なものでは1,200円のブリキのおもちゃなどがありました。男性は海賊版ソフト販売の宣伝が目立つことを避けるために、これらの出品の「おまけ」を装っていました。

小倉北署の署員がサイバーパトロール中に男性の出品を発見したのが事件の端緒となり、同署では同年9月28日に男性宅などを家宅捜索してパソコンなど80点を押収し、捜査を進めていました。

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