"安価"で海賊版を販売 会社員を書類送検
2001年5月21日
鑑定および告訴会社 | アドビシステムズインコーポレーティッド(アドビ システムズ(株))、 マイクロソフトコーポレーション(マイクロソフト(株)) |
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愛知県天白署は平成13年5月21日、大手プロバイダの電子掲示板を悪用して、ビジネスソフトやゲームソフトの海賊版を販売していた静岡県清水市の会社員男性(32歳)を、著作権法違反の疑いで名古屋地検に書類送検しました。
男性は、電子掲示板に「Windowsソフト譲ります」などとソフト販売の宣伝を掲載して、問い合わせを受けると、50~60タイトルの海賊版リストを記載した電子メールを返信して客を募り、代金引換郵便などを使ってCD-Rに無許諾複製したソフトを販売していました。海賊版ソフトの価格は 1,000~3,000円で、平成11年3月ごろから平成12年9月26日までの間に全国の約200人に販売し、約50万円の利益を上げていました。
前年8月に、海賊版ソフト購入者から天白署に通報があったのが端緒。同年9月26日に行われた男性宅の家宅捜索ではノートパソコンやCD-Rライターなどが押収され、天白署ではさらに顧客の購入した海賊版ソフトを押収・鑑定するなどして捜査を進めていました。
なお男性が海賊版販売の宣伝に使っていた電子メールには、「正規版と記載されているもの以外はCD-R(マニュアル無)です」と書かれていましたが、「正規版」とされたソフトウェアは販売リストに1本もありませんでした。
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