続・ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害
こんにちは。ACCS広報担当です。
ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害の実態をご存じでしょうか。ACCSでは、ファイル共有ソフトの利用実態について毎年調査を実施し発表しています。今年は2月22日に「ファイル共有ソフトの利用実態調査(クローリング調査)」結果を発表しました。その内容について簡単にご紹介します。
クローリング調査は、ファイル共有ソフトのネットワーク上に流通している情報を自動的に取得し、分析したもので、調査対象はWinny、Share、PerfectDarkの3種類のファイル共有ソフトです。
まず、各ファイル共有ソフトのノード数(ネットワークに接続しているパソコン等の端末の数)ですが、いずれも前年に比べて減少しています。また、平成19年の調査と比べると、Winnyが20万から2万に、Shareが22万から5.9万と大きく減少しました。
これは、当協会や著作権関連団体の行ってきた広報啓発活動、刑事摘発の実施や著作権法の改正など、これまでに行ってきた対策の効果であると考えられます。ただし、ファイル共有ソフトはこの3種以外にも新たなソフトが使われているほか、動画投稿サイトなど、新たな「著作物の違法共有の場」が広がっていることにも注意が必要です。
次に、各ファイル共有ソフトにおけるコンテンツの流通状況ですが、著作物と推定されるコンテンツの実に96%が、著作権者の許諾を得ずに違法に「共有」されていると推定されます。この数字は、過去の調査と比べると大きな変化はなく、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害は、未だに大きな問題であることには変わりありません。
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