中高生のファイル共有ソフトの利用が増加~ファイル共有ソフトの利用に関する調査結果まとまる
2012/5/25 更新
一般社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会
一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会は、2011年11月に実施したファイル共有ソフトのアンケート調査の結果を取りまとめました。本調査は、「総務省 平成23年度コンテンツの不正流通防止に向けた効率的・効果的なシステムに関する実証実験の請負事業」の一環として実施したものです。アンケートは、高校生を除く中学卒業以上の年齢の「一般消費者」および「中学生・高校生」を対象としたインターネットアンケートにより実施しました。また、2011年11月、2012年3月には、ファイル共有ソフトのクローリング調査を実施しました。
アンケート調査結果では、ファイル共有ソフトの「現在利用者」は一般消費者4.7%、中学生・高校生7.7%となり、昨年度(2010年)一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)が実施した同種調査の結果(一般消費者、中学生・高校生とも5.8%)に比べると、一般消費者は減少したものの、中学生・高校生の利用が増加に転じました。
ファイル共有ソフトの利用は2008年度の調査をピークに減少の傾向にありましたが、中学生・高校生の間で再び増加に転じた事を深刻に受け止めています。また、今回の調査では、これら若年層においてはファイル共有ソフトの仕組みを理解しないで使用している傾向が高く、当協会としてはこれまで以上に積極的な啓発活動を行ってまいります。
なお、本調査のアンケート調査概要はこちら(452KB)、 クローリング調査報告書はこちら(244KB)からダウンロードできます
アンケート調査結果(ポイント)
1.ファイル共有ソフトの利用状況
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- ※1「現在利用者」は、2010年10月以降にファイル共有ソフトを利用したことのある者を指す。
- ※2「過去利用者」は、2010年10月以前にファイル共有ソフトを利用していた者を指す。
2.主に利用しているファイル共有ソフト(現在利用者)
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3.ダウンロード経験など(現在利用者)
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4.共有経験など(現在利用者)
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- ※「ファイル共有」とは、ファイルを他人に送信できる状態にすることを指す。
5.ファイル共有ソフトの共有フォルダ生成の仕組みの認知状況
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- ※ファイル共有ソフトの多くは、特に設定を変更しなければ、ダウンロードしたファイルがそのまま共有(アップロード)される。。
6.ファイル共有ソフトの今後の利用意向(現在利用者)
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クローリング調査結果(第2回調査 ポイント)
「Winny」
「Share」
「Perfect Dark」
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- ※1「ノード」とは、ネットワークに接続しているPC等の端末を指す。
- ※2 調査実施者が権利帰属を把握できないファイル(アダルト、同人のコンテンツなど)を除外した。
調査概要
アンケート調査
パソコンを利用したインターネット調査(一般消費者)、携帯電話を利用したインターネット調査(中学生・高校生)の各方式で実施。
- 日時
- 2011年11月17日~11月30日
- 回収数
- (一般消費者)
- スクリーニング調査 ... 50,650サンプル
- 利用者を対象とした調査 ... 1,943サンプル
- (中学生・高校生)
- スクリーニング調査 ... 5,643サンプル
- 利用者を対象とした調査 ... 3,102サンプル(動画共有サイト利用者含む)
クローリング調査
各ファイル共有ソフトネットワークに対応した手法を用いてネットワークを巡回し、実際に流通している情報を取得・分析して実施。
- 日時
- 第1回:2011年11月25日17:00~11月26日17:00(24時間)
- 第2回:2012年3月2日17:00~3月3日17:00(24時間)
- 利用したソフトウェア
- (1)Winny2 P2P FINDER(Winny) 2011年7月Version
- (2)Share EX2 P2P FINDER(Share) 2011年7月Version
- (3)Perfect Dark P2P FINDER(Perfect Dark) 2011年7月Version
「ファイル共有ソフト利用実態調査」リリースに関するお問い合わせ
(一社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
広報担当 太田
TEL:03-5976-5175 E-mail:accsnews@accsjp.or.jp
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