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活動報告

全国の大学・高専にファイル共有ソフトに関する要請文を送付

2010年9月1日

社団法人 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
一般社団法人 日本映画製作者連盟(MPAJ)
社団法人 日本映像ソフト協会(JVA)
一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)
日本国際映画著作権協会(JIMCA)
一般社団法人 日本レコード協会(RIAJ)
ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)

 ゲームやビジネスソフト、映像、音楽の著作権等を有する権利者7団体は、ファイル共有ソフトの利用について学生に対する適切な指導を求める要請文と注意喚起リーフレットを、全国の大学753校(2,199学部)と高等専門学校64校に対して、2010年9月1日に発送しました。

 7団体は、これまでにも同様の啓発活動を行っていますが、特に教育機関においては卒入学により学生が年ごとに入れ替わることなどから、継続した活動が重要であり、また、権利者団体の連携も必要であると考え、今回、7団体連名による要請文の送付を決定しました。リーフレットでは、ファイル共有ソフトの利用は著作権侵害や情報漏えいなどに関するリスクが高いことを訴え、学生に利用をやめるよう指導いただくことを要請しています。

 なお、7団体は、ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)が実施するWinnyユーザーに対する啓発メールの送付活動に参加しており、Winnyネットワークに著作権を侵害するコンテンツを公開している個々のユーザーに対しても、ファイルを削除するよう求める活動を行っています。

 また、ACCS、RIAJ、JIMCAが毎年実施している「ファイル共有ソフト利用実態調査」では、ファイル共有ソフトの利用者はインターネット利用者の9.1%であることが判明しており(2009年度調査時)、ユーザーが依然多いのが現状です。Winnyをはじめとするファイル共有ソフトでやりとりされるソフトウェア、映像、音楽などのファイルの中には、著作権法で保護されている著作物が多く含まれています。

 悪質な著作権侵害行為に対しては刑事摘発も行われており、これまでにWinMX、Winny、Share、Perfect Dark、Cabos、BitTorrentのユーザーがそれぞれ逮捕されています。逮捕者は年々増加しており、権利者団体が確認しているだけでも、41人の逮捕者が出ています。

 7団体では、これらの状況を重く受け止め、ファイル共有ソフトを通じた著作権侵害がない社会を目指し、積極的に活動を行って参ります。

本ニュースリリースに関するお問い合わせ

(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)

 広報担当 TEL:03-5976-5175 E-mail:accsnews@accsjp.or.jp

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