ヨーロッパにおける著作権侵害対策セミナー開催報告
平成20年12月15日更新
文化庁・ACCS主催「ヨーロッパにおける著作権侵害対策セミナー~イタリアにおける侵害対策を中心に~」を、平成20年11月20日にTKP博多シティーセンター九重(福岡市博多区)、12月9日にTKP新宿モノリス大会議室(新宿区)、12月11日にTKP四条烏丸会議室(京都市下京区)でそれぞれ開催しました。
このセミナーは、平成19年度に文化庁からのの委託事業としてACCSが中心となって委員会を組織し、制作を行った「ヨーロッパにおける著作権侵害対策ハンドブック(イタリア共和国編)」(平成20年3月に文化庁長官官房国際課から発行)の内容を広く啓発するため開催するもので、本ハンドブックに基づいてイタリアにおける刑事摘発の実例や侵害対策のノウハウを解説しています。
セミナーでは、文化庁長官官房国際課の田村理恵氏(福岡会場)、及び、同課専門官の井村隆氏(東京、京都会場)より、文化庁による海賊版対策の取り組みについてご講演いただき、引き続き、ハンドブック制作委員会の委員長を務め、また実際にイタリアにおける刑事摘発支援を行った野村吉太郎弁護士(赤坂野村総合法律事務所)により、EUディレクティブにおける著作権侵害対策についてのあり方、イタリア国内における著作権侵害対策の流れについて解説が行われました。最後に、ACCSの久保田専務理事は、ACCSが実際に行った著作権侵害対策の実務について説明しました。
福岡会場には15人、東京会場には39人、京都会場には9人の受講者が集まり、より具体的な予防策などに話が及んだほか、終了時間が過ぎても質問が続くなど、受講者の関心の高さがうかがわれました。
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