「第16回親と子の著作権教室」を開催
平成20年9月1日更新
平成20年8月28日、毎年恒例となりました「親と子の著作権教室~ゲーム作りから楽しく学ぼう~」を(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)で開催しました。同教室は、小学4~6年生とその保護者を対象に毎年夏休みに開催しており、今年で16回目です。
平成17年からは、 SCEの全面的な協力をいただき、ゲームができる課程を学ぶプログラムを実施しています。
まずは、SCEから発売されている大人気ソフトウェアタイトル「サルゲッチュ」シリーズの制作ディレクターより、ゲーム制作の課程を説明いただきました。
子どもたちにとっては初めて触れる言葉を「今日の夜ご飯を作る」という設定に例え、「『夜は何を食べようか?何を作ったらみんなは喜ぶかな?』いうことを考えて出てきたアイディアを『原案』と呼ぶ」、「料理の材料はスーパーで売っているけれど、ゲームの材料は売っていないから、デザイナーがゲームの材料となる『グラフィック』を作る」など、それぞれの行程を分かり易く説明してくださいました。
次に、子どもたちを少人数のグループに分け、「プランナー」、「デザイナー」、「プログラマー」と直接話をする機会を設けました。子どもたちは、ゲーム制作者それぞれが担当する仕事の説明を受け、実際に意見を出したり、機材を使って絵を描いたりを実際に体験をし、大いに盛り上がりました。
また、「ゲームのアイディアは、どのような時に浮かぶのか?」という質問に、「ゲームとは関係なくても、例えば初めて何かを体験した時に面白いと思ったことがゲーム作りに繋がることがある」と制作者が答えると、参加者はメモを取るなど、熱心に耳を傾けました。
教室の後半では、ACCS職員が「著作権って何だろう?」をテーマに劇を上演しました。サルゲッチュのキャラクター「ピポサルくん」が描いた絵を、ACCS職員が演じる小学生が勝手に書き換えてしまう筋書きで、教室の前半で、1つの作品ができるまでには、たくさんの時間や努力がかけられていることを学んだ参加者は、「勝手に書きかえられたら、ピポサルくんがかわいそうだ」など、素直な感想を述べていました。
閉会式は、SCEのラウンジで行われました。SCEVice President 兼 渉外部の福永憲一部長は、「今日は、1つのゲームができるまでに、多くの人が多くの時間をかけていることをみんなに知ってもらえてうれしい」と締めくくりました。
最後にピポサルくんが再登場し、参加者からは歓声が。全員で記念撮影を行い、本年の教室は終了しました。
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