「著作権保護期間延長問題を考えるフォーラム公開トークイベント」報告
~権利者によるエンフォースメントと電子技術の活用の重要性を訴える~
平成19年9月3日更新
8月23日、慶應義塾大学にて「著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム公開トークイベント」(著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム、慶応義塾大学DMC機構、コンテンツ政策研究会主催)が開催され、東京大学の中山信弘教授、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのドミニク・チェン理事とともに、久保田専務理事・事務局長がスピーカーとして参加しました。トークイベントでは、コーディネーターの福井健策弁護士の進行で、著作権の非親告罪化や保護期間を巡る問題を切り口に、アメリカの外交要求に対して日本はどうあるべきかや、著作権の保護や知的創造サイクルについて欧米モデルの追従でよいのか、日本・アジアモデルを確立すべきか等につき討論がなされました。
冒頭、久保田専務理事は、ACCSの国内外での活動を紹介する中で、権利保護の強化の前提として、権利者によるエンフォースメント(権利執行)こそが重要であることを訴えました。また、著作権者の利益保護、コンテンツの流通・利用については、DRM等の電子技術を活用することでバランスの良い保護が図れると主張しました。
トークイベントは120席の座席がほぼ満席で、著作権に関する関心の高さが伺えました。
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