街並みの風景を写真撮影してネットにアップする場合、著作権にも注意する必要がありますよ。
街中で写真を撮ると、建物や銅像などが写っていることがありますね。建物も芸術性の高い建物（東京都庁など）は著作権で守られます。ただし、建築の著作物の「コピー（複製）」は、同じ建物を建てることに限られ、それ以外の方法ならば自由に利用できるので、建物を写真撮影し、その写真をネットで公開する場合に、著作権者（設計者）の許可はいりません。もちろん、建物の敷地に入って撮影する場合は所有者の許可をとりましょう。また、建物が撮影禁止とされている場合は、著作権の問題ではありませんが、撮影は控えましょう。
次に、銅像などの美術作品は、もちろん著作物として守られますが、駅前広場など、屋外の誰でも見ることができる場所にずっと設置されている場合は、写真撮影、ネットの公開とも許可を得ずに自由にできます。もし、美術館の中や敷地内などに設置されている場合には、著作権者の許可を得なければなりません。
また、風景を撮影した時に、たまたまキャラクターのイラストTシャツを着た人が写りこんだり、映画のポスターなどが写りこんだりすることもあるでしょう。写りこみがわずかななら、著作権者の許可はいらないので、そのまま撮影、アップすることができますよ。（勉）