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著作権侵害事件

ゲームキャラクターの違法グッズ、販売目的所持の男性を逮捕

2021年11月4日

 札幌方面手稲署と北見方面本部生活安全課は、2021年11月3日、ゲームやアニメーション等のキャラクターイラストが無断翻案されたマウスパッド等を販売する目的で所持するなどしていたとして北海道常呂郡の会社員男性(37歳)を、著作権法違反(海賊版頒布目的所持等)の疑いで逮捕しました。
 男性は、2021年6月7日、自宅において、(株)カプコンの「ストリートファイターシリーズ」、クリプトン・フューチャー・メディア(株)の「初音ミク」、(株)セガ/(株)アトラスの「Personaシリーズ」、(株)バンダイナムコエンターテインメントの「アイドルマスターシリーズ」等のゲームやアニメーションに登場するキャラクターイラストが無断翻案されたマウスパッド他約430点を販売する目的で所持するなどしていました(被害法人としては14社)。【11/9タイトル追記】

端緒 手稲署捜査員によるサイバーパトロールと捜索により犯行が発覚、ACCSを通じて著作権者に連絡した。
特徴 男性は、ゲームやアニメに登場する女性キャラクターの無断改変グッズ約20種類(成人向け商品を多数含む)を販売していた。
捜索 警察によると、逮捕に先立ち行われた捜索において、販売目的で所持していた約430枚のマウスパッド等が押収されており、複数権利者において鑑定・告訴がなされているとのことである。
売上 男性は、インターネットオークションを通じて同様の商品を販売しており、少なくとも2020年9月頃から同年12月頃まで、約200万円(約1,000点)を売り上げていたものとみられる。
鑑定・告訴 (株)カプコン、クリプトン・フューチャー・メディア(株)、 (株)セガ(セガサミーホールディングス(株)) 、(株)バンダイナムコエンターテインメント

 ショッピングサイト、ネットオークション、フリマアプリにおいて、著作物の無断複製・翻案された「偽キャラクターグッズ」の出品が多数確認されています。
「偽キャラクターグッズ」は、正規ライセンスビジネスを阻害するものであり、粗悪な品質により消費者被害も生じることがあるため、関係権利者は著作権法や商標法等に基づく対応を積極的に行っています。
 ACCSでは今後も、悪質な権利侵害に対して権利者とともに厳正な対応を進めて参ります。

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